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タイ商務省、2024年のFTA交渉計画を公表(タイ、EU、スイス、スリランカ、ASEAN、カナダ、中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年1月23日 0時20分

タイ商務省貿易交渉局(DTN)は1月9日、2024年のタイの自由貿易協定(FTA)交渉計画などを明らかにした。同年中、DTNは(1)タイ・EU FTAの交渉を加速させるほか、(2)欧州自由貿易連合(EFTA、注)とのFTAについては年内に交渉を妥結させたい意向だ。また、(3)タイ・スリランカFTAは2月にも署名が見込まれ、(4)韓国とは2国間FTA締結に向けて交渉入りする見通しだという。

DTNは2024年中、カンボジア、ラオス、マレーシア、中国、韓国など幾つかの貿易相手国との経済関係を深めるため、閣僚級の共同貿易委員会(JTC)を開催することを予定している。加えて、タイの農家や協同組合、中小企業などがFTAを活用し、地方の農産品や工芸品を輸出できるよう、全国農業者評議会(NFC)、協同組合振興局(CPD)、南部国境県行政センター(SBPAC)、タイ工業連盟(FTI)、タイ中小企業連盟などと協力し、FTAの活用機会にかかる理解促進、情報提供を行うとしている。

EU、EFTA、スリランカとの交渉が進展

EUとのFTA交渉にかかる進捗としては、DTNの2023年12月22日付発表によると、プームタム・ウェーチャヤチャイ副首相兼商務相が、欧州議会国際貿易委員会(INTA)のベルント・ランゲ委員長とヘイディ・ハウタラ欧州議会副議長を共同団長とする議員団の訪問を受けている。タイはINTAに対し、タイ・EU FTAの交渉妥結の加速、発効の早期化に向けて支援を求めた。また、プームタム副首相は、EUの炭素国境調整メカニズム(CBAM)、森林破壊防止法(EUDR)などのEUグリーン・ディール政策に基づく措置にタイ事業者が順守・適用していけるよう、欧州議会の議員団にタイ政府との連携を要望した。

EFTAとの交渉は、第7回交渉が11月6~9日にスイスのジュネーブで実施されており、今後、3回の交渉(2024年1月、3月、4月を予定)を経て、2024年半ばには妥結が見込まれる状況だ(2023年11月13日付DTN発表)。また、知的財産と法務・紛争解決にかかる専門家会合を別途、2023年11月から12月にかけて実施している。

タイ・スリランカFTAについては、DTNの2023年12月28日付発表によると、スリランカのコロンボで第9回交渉が行われた。物品貿易、サービス貿易、投資、経済協力などで交渉妥結に至ったという。今後、双方は署名に向けた国内手続きを進める。閣議承認を得た後、2月上旬にもセター・タビシン首相がスリランカに渡航し、協定に署名する予定となっている。タイ・スリランカFTAが発効すると、タイにとって15番目のFTAとなる。

ASEANでの交渉では、ASEANカナダFTAの第6回交渉が1月10~11日にオンライン会議で行われている(1月17日付DTN発表)。2025年中の妥結を目指しており、2024年から2025年にかけて、10回強の交渉が計画されている。労働や環境、包摂的な貿易など、昨今のグローバルトレンドに沿った内容とすべく、既存の良き規制慣行(GRP)ワーキンググループに加えて、貿易および持続可能な開発(TSD)ワーキンググループを立ち上げることに合意した。

ASEAN中国FTAの改正交渉(ACFTA 3.0)は、2023年10月25~29日に第4回交渉がインドネシアのバンドンで行われており、1月下旬に第5回交渉が北京で実施される予定。DTNによると、2024年中には交渉妥結まで至る見通しだ。

(注)スイス、ノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインの4カ国からなる自由貿易地域。

(北見創、シリンポーン・パックピンペット)

(タイ、EU、スイス、スリランカ、ASEAN、カナダ、中国)

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