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ホーチミン市で日本産食品のポップアップショップ、女性向けギフトとしてPR(ベトナム)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月23日 0時35分

日本産農林水産物・食品の対ベトナム輸出を支援する官民一体の枠組みであるベトナム輸出支援プラットフォームは101日から12日までの12日間、ホーチミン市中心部1区の商業施設「サイゴンセンター」内で、ジャパン・ポップアップショップ「Xin Chao Nhat Ban(こんにちは日本)」を開催した。ベトナム人のZ世代、Y世代(注)を主な対象として、日本産農林水産物・食品の認知度向上と将来的な販路拡大を目的に、試食・販売のプロモーションを行った。第1回の今回は、1020日の「ベトナム女性の日」のためのプチギフトをテーマに、高品質で安全・安心な「メードインジャパン」の食品を集めた。

写真 ジャパン・ポップアップショップ「Xin Chao Nhat Ban」(ジェトロ撮影)

ジャパン・ポップアップショップ「Xin Chao Nhat Ban」(ジェトロ撮影)

開催5日目の105日に「メディア向けお披露目会」を行い、在ホーチミン総領事館の小野益央総領事、ジェトロの中澤克典理事らが出席し、ジェトロ・ホーチミン事務所の松本暢之所長がポップアップショップの紹介を行った。小野総領事は「本イベントを通じて日本の食品の魅力を知っていただき、ベトナムの皆様がお気に入りの商品を見つけられることを期待している」と述べ、中澤理事は「ベトナムは農林水産物・食品の輸出先国として有望であり、今後の経済成長とともにさらに日本からの輸出拡大につながることを期待している」と語った。

事前にポップアップショップのフェイスブックページを立ち上げ、開催期間中には10人のインフルエンサーを起用して情報発信を行った。その結果、SNSやオンラインニュースを見て来場したという声も多く、会期中は約9,800人が店舗に立ち寄った。

今回の売り上げ上位3品目は茨城県産ナシ、フルーツこんにゃくチアシードゼリー、かにせんべいで、抹茶パウダーやフルーツ味の菓子類も人気があった。特に売り上げ上位2品目のナシとこんにゃくチアシードゼリーは、全商品の中で高価格帯の商品にもかかわらず、「試食しておいしかったので購入」という一定の流れを確認できた。認知度を高めるためのプロモーションとして、試食提供が効果的だったといえる。また、外国人利用者も多い商業施設での開催だったが、ナシの購入者の9割がベトナム人だった。

ポップアップショップの第2回は20251月初旬に、テト(ベトナムの旧正月)の最大のギフト商戦に合わせて実施する予定だ。

写真 メディア向けお披露目会での日本産ナシの広報(左写真:右側が中澤理事、右写真:松本所長)(ジェトロ撮影)

メディア向けお披露目会での日本産ナシの広報(左写真:右側が中澤理事、右写真:松本所長)(ジェトロ撮影)

(注)Z世代(10代~20代前半)およびY世代(20代後半~40代前半)。

(河西朝子)

(ベトナム)

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