ボリビア最大の総合見本市「エキスポ・クルース」始まる(ボリビア)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月24日 15時55分
ボリビア最大の総合見本市「エキスポ・クルース(Expo Cruz)」が9月20日から9月29日までサンタクルスで開かれている。主催者は期間中に47万人の来場を見込んでいる。2023年の来場者は46万4,462人だった。
出展業種は、自動車、健康・医療機器、産業機械、農業用品、ペット用品、編み物などの民芸品、デリバリーサービス、金融など幅広い。主催者によると、国内に加えて海外31カ国から出展しているという。ジェトロの調べでは、米国、EU、ブラジル、アルゼンチン、ペルーが単独パビリオンを設置している。
サンタクルス輸出・運輸・投資促進会議所(CADEX)のマルティン・サルセス事務局長はジェトロに対し、「サンタクルスの市制記念日にあたる9月24日に、会場は最大の盛り上がりを見せるだろう」と話す。
サンタクルスは、ボリビア東部に位置し、標高は約400メートル。同国のGDP全体の3割以上を稼ぐ国内最大のビジネス圏となっている。ボリビア国家統計局(INE)によると、2023年のGDP成長率(推定値)は全国平均が3.1%なのに対し、サンタクルスは3.7%、事実上の首都ラパスが2.2%となっている。また、日本人移住地としてサンフアン移住地とオキナワ移住地があり、移住地の尽力が農業をはじめとする今日のボリビア産業の発展に貢献していることは全国的に知られている。
トヨタ「レクサス」代理店ブース(9月20日、ジェトロ撮影)
EUパビリオンのドイツブース(9月20日、ジェトロ撮影)
畜産コーナーの品評会用の牛(9月20日、ジェトロ撮影)
(石田達也)
(ボリビア)
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