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イスタンブールで「トルコ・サウジアラビア・ビジネスフォーラム」開催(トルコ、サウジアラビア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月7日 15時20分

トルコのイスタンブールで11月4日、トルコ対外経済関係委員会とサウジアラビア商工会議所連盟(FSC)の主催で、「トルコ・サウジアラビア・ビジネスフォーラム」が開催された。トルコのオメル・ボラト貿易相やサウジアラビアのマジッド・アール・カサビ商業相らが出席し、両国の政府関係機関と450社を超える企業が参加した。

トルコとサウジアラビアは、2018年のカショギ事件(注)以来、関係がこじれていたが、2022年から関係改善が進んでいた(2022年6月24日記事参照)。ボラト貿易相は、政府はトルコとサウジアラビアの関係の障害を取り除くために、過去1年半に多くの措置を講じ、両国のビジネス界に貢献したとし、トルコは観光、医療、インフラ、情報、防衛産業に重点を置き、2025年は2国間貿易を「100億ドルに増やすことを目指している」と述べた。また、トルコの請負業者が2024年の9カ月間でサウジアラビアで最も多くの建設入札を獲得し、23億ドル相当の契約を締結したとし、2024年末までに30億ドルを超えることを期待していると述べた。

FSCのファーイズ・アル・シュアイリ(Fayez Al-Shuaili)副会長は、トルコで事業を展開するサウジアラビア企業の数が2011年の11社から2023年には1,400社以上に急増しており、総投資額は180億サウジアラビア・リヤル(約7,380億円、1リヤル=約41円)に達するとし、トルコにとって、サウジアラビアが重要な経済パートナーとして位置づけられていると述べた。

フォーラムでは、サウジアラビアの「ビジョン2030」の下、特に観光や医療、デジタルサービス、エネルギー分野の投資機会が紹介され、農業、食品、観光、先端分野の製造業、建設、インフラ、技術、イノベーション、物流の協力の可能性が強調された。また、両国は経済関係の拡大に向けた10件の協力協定に署名した。

(注)サウジアラビア人ジャーナリストのジャマル・カショギ氏がイスタンブールのサウジアラビア総領事館で死亡した事件。

(中島敏博)

(トルコ、サウジアラビア)

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