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神奈川県がベトナム人材の確保に向けた連携協定を締結(神奈川、ベトナム)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月10日 0時5分

神奈川県は531日、人材総合情報サービス企業のアイデムとベトナム人材の確保に関する連携協定を締結した。県内企業によるベトナム人材の確保やベトナムとの経済・文化交流事業における連携・協力によって、神奈川県とベトナム双方の活性化を図る。神奈川県の担当者によると、同県が外国人材の確保に向けて民間企業と連携協定を結ぶのは初めて。

写真 連携協定締結式の様子(神奈川県庁提供)

連携協定締結式の様子(神奈川県庁提供)

アイデムは20188月から、ベトナムの理工系大学トップのハノイ工科大学との協同教育プログラム講座を開設。日本企業で就業するための必要なスキルとして、日本語や日本文化、日本企業におけるビジネスマナーなどを習得する機会を提供している。今回の連携協定に基づき、今後、アイデムの協同教育プログラムの受講生の中から4人が神奈川県綾瀬市の製造業企業でインターンシップを行う予定だ。渡航費や滞在費などインターンシップにかかる費用はアイデムが負担する。

協定締結式に参加した黒岩祐治神奈川県知事は「さまざまな分野で人材不足ではあるが、特に理系人材が不足しているという大きな問題がある。ベトナムの名門校であるハノイ工科大学からインターン生を受け入れられることは非常に意義があること」と述べた。

ハノイ工科大学からインターンシップに派遣される予定の学生は、ビデオメッセージの中で、「神奈川県でのインターンシップは新しい技術と知識を身に付ける素晴らしい機会。インターンシップをきっかけに、大学卒業後も日本で働けるよう、日本語の勉強を続けていきたい」と抱負を語った。

写真 ハノイ工科大学の学生によるビデオメッセージ(神奈川県庁提供)

ハノイ工科大学の学生によるビデオメッセージ(神奈川県庁提供)

神奈川県は、黒岩知事のイニシアチブの下、2015年から「ベトナムフェスタin神奈川」を開催するなど、ベトナムとの多分野における交流を深めている。今回の連携協定締結をきっかけに、新たに人材分野でも結びつきを強め、両地域の継続的な成長と発展を目指す。

(芥川晴香)

(神奈川、ベトナム)

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