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6月の輸出額は前年同月比1.2%増、輸入額は7.6%増(インドネシア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月29日 0時5分

添付資料PDFファイル(116 KB)

インドネシア中央統計庁(BPS)が7月15日に発表した輸出入のデータによると、6月の輸出額は前年同月比1.2%増の208億4,060万ドル、輸入額は7.6%増の184億5,090万ドルだった。前月比では輸出額は6.6%減、輸入額は4.9%減だった。貿易収支は23億8,970万ドルの貿易黒字となり、50カ月連続で黒字を維持したが、黒字幅は前年同月から3割減少した。上半期(1~6月)の累計は輸出額が前年同期比2.8%減の1,250億8,720万ドル、輸入額が0.8%増の1,096億4,180万ドルだった(添付資料表参照)。

6月の輸出の内訳をみると、石油・ガスが前年同月比2.3%減の12億3,120万ドル、非石油・ガスが1.4%増の196億940万ドルだった。輸出額全体の9割超を占める非石油・ガスの内訳をみると、鉱物性燃料が前年同月比13.6%減の32億4,400万ドル、動植物性油脂が1.9%減の26億9,530万ドル、鉄鋼が3.5%減の21億110万ドルの順となった。

輸入では、石油・ガスが前年同月比47.2%増の32億7,050万ドル、非石油・ガスは1.7%増の151億8,040万ドルだった。非石油・ガスの内訳をみると、機械類・輸送用機器が前年同月比1.2%増の26億1,320万ドル、電気機器が1.2%増の19億9,590万ドルだった。

6月の非石油・ガスの相手国別の輸出額では、中国が46億5,030万ドル(前年同月比1.5%増)、米国19億6,540万ドル(0.6%増)、インド18億4,300万ドル(10.5%増)だった。相手国別の輸入額は、中国が53億4,370万ドル(前年同月比10.1%増)、日本11億2,590万ドル(19.5%減)、タイ7億8,280万ドル(0.2%増)と続いた。相手国別の貿易収支をみると、インドとの貿易収支が14億6,630万ドルと最大の黒字で、中国との貿易収支が6億9,340万ドルと最大の赤字だった。

財務省財政政策庁(BKF)のフェブリオ・カチャリブ長官は「貿易黒字が50カ月連続で継続している状況は、世界経済活動が減速する中、わが国の経済の強靭(きょうじん)性が非常に強いことを示している。われわれは警戒を怠らず、持続可能な成長を促進するための政策支援を実施し続けなければならない」と述べた(「リプタン6」紙7月23日)。

(八木沼洋文)

(インドネシア)

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