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バス運行のゴーアヘッド、ゼロエミッションバスへの投資発表、配車サービスもEV化推進(英国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月15日 14時20分

英国のバス運行会社のゴーアヘッド(Go Ahead)は10月8日、バスの脱炭素化に向けて5億ポンド(約975億円、1ポンド=約195円)を投資すると発表した。北アイルランドを拠点とするバス製造会社ライトバス(Wrightbus)とパートナーシップを結び、専用製造ラインを新設する。今後3年でゼロエミッションバス1,200台の製造が見込まれ、これによりゴーアヘッドが運行するロンドン、イングランド南部のプリマス、同北部のヨークシャー東部を含む全国各地でバスのグリーン化が加速されるとしている。さらに、2026年までに国内サプライチェーンに2,000人の新規雇用を生み出すとしている。

ウーバーもEV転換促進、業界団体は家庭向け支援求める書簡発出

また同日、英国のオクトパスエナジー、米国の配車サービスのウーバー、中国の大手電気自動車(EV)メーカーの比亜迪(BYD)は、ロンドンで開かれたウーバーの年次気候イベントで、EVへの移行促進に向けて運転手と提携することを発表した。英国におけるウーバー運転手がBYDからEVを購入する際、オクトパスエナジーが同社EV専用料金プランの契約を条件に、自宅充電設備を無料で提供するというもの。EVへの移行を促進するとともに、運転手、消費者、利用業者にとってサステナブルな選択がより容易になるとしている。1,000台を上限に、11月1日から充電設備を提供する予定としている。

一方、英国の業界団体、自動車製造販売者協会(SMMT)は10月4日、同月末に財政計画の発表を控えるレイチェル・リーブス財務相に対し、EVの移行推進に向けて政府による支援を求める書簡を発出した。現在のゼロエミッション車の新車登録の大半を社用車が占めていることを踏まえ、家庭向けの購入補助の必要性を示した。具体的には、新車購入時の付加価値税(VAT)の減税、自動車税の改革、公共充電設備での充電に係るVATの減免措置などを提言した。

(野崎麻由美)

(英国)

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