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2024年12月のインフレ率を前年同月比4.1%と発表(パキスタン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月21日 0時10分

添付資料PDFファイル(279 KB)

パキスタン計画・開発省は1月2日、2024年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率(インフレ率)を前年同月比4.1%と発表した(添付資料図参照)。インフレ率は2023年5月のピーク38.0%を境に低下を続け、2024年5月には11.8%となった。11月時点では、食品価格や物流コストなどの低下を背景に、2018年5月以来の6年半ぶりの低水準(4.9%)になっていた(2024年12月6日記事参照)。

2024年5月以降では、とりわけ食品価格の伸び悩みが目立った。12月の食品インフレ率について、都市部では前年同月比2.5%、農村部ではマイナス0.2%となった。パキスタン・ルピーの為替レートが2024年1月以降、1ドル=277~280ルピーの間で推移していることも影響し、輸入品を含む食品価格の安定が継続している状況だ。

パキスタンでは、2024年9月にIMFの新たな追加融資プログラム〔拡大信用供与措置(EFF)、期間37カ月〕が承認されたばかりだ(2024年9月30日記事参照)。直近1月の外貨準備高は163億7,780万ドルと、輸入月額の2.5カ月分まで回復。パキスタン政府は、必需品である薬品や食品などの輸入に難儀するという状況からは脱している。

現地報道によると、ムハンマド・オーラングゼーブ財務相は「対GDP税収率は上昇しており、(IMFから融資の条件として提示される)ベンチマーク達成に向けて順調な道のりにある」と発言。財政改革や歳入増、徴税強化など、経済の復興に向けた政府の対応に自信を見せている(「ビジネス・レコーダー」紙1月13日)。

(糸長真知)

(パキスタン)

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