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国家廃棄物管理センター、都市廃棄物処理設備整備計画を日本企業に説明(サウジアラビア、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月3日 0時15分

中東協力センターとサウジアラビア国家廃棄物管理センター〔National Center for Waste Management(以下MWAN)〕は11月26日、「廃棄物管理ワークショップ」を共催した。ワークショップは、在サウジアラビア日本大使館、三菱総合研究所の協力の下、同大使館で行われ、日本の廃棄物処理関連設備の企業、商社、金融機関などの25人が参加した。

冒頭、中東協力センターサウジアラビア事務所の宮内良尚総代表、在サウジアラビア日本大使館の森野泰成大使、MWANのムハンマド・ビン・スレイマン副社長の開催あいさつが行われた。

続いて、MWANのスレイマン・アルアマロ分野別企画部長が、「サウジアラビアにおける廃棄物管理の変革の旅」の題目で講演を行った。概要は次のとおり。

MWANは、サウジアラビアを地理的に25のクラスターに分け、それぞれのクラスターごとに最適な廃棄物管理のマスタープランを順次策定している。1つの例として、サウジアラビア西部に位置するメッカクラスターでは、計40以上のごみ処理関係施設(6つの堆肥化設備、7つのごみの転送施設や、有害産業廃棄物処理施設、ごみ焼却発電設備など)を計画している。
また、2040年までに、サウジアラビア全体で、1億2,000万トンの廃棄物が処理され、総額で最大4,200億リヤル(約16兆8,000億円、1リヤル=約40円)ものビジネスチャンスが民間部門にあると試算している。
導入される技術については、他国で実績がある従来のものを中心に調達する一方、革新的な技術についても取り入れるようKPI(重要業績評価指標)が設定されている。

サウジアラビアでは、国家改革戦略「ビジョン2030」の下、持続可能性や環境分野にも注力している。MWANは、政策を策定する環境・水・農業省の下で、廃棄物分野の規制当局として2021年に設立された。

(長澤諒祐)

(サウジアラビア、日本)

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