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第7回上海輸入博開催、ジャパンパビリオンに54社・団体が出展(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月21日 1時0分

第7回「中国国際輸入博覧会(CIIE、上海輸入博)」が11月5~10日に上海市の国家会展中心で開催された(2024年11月8日記事11月13日記事参照)。

ジェトロはJAPAN MALL事業の取り組みの一環として、ジャパンパビリオンを設け、「ペットと暮らすNature Pet & Me」をテーマに、54社・団体の商品とサービスを展示した(注1)。中国のペット市場は、新型コロナウイルス禍で人とのつながりが薄れた中で急成長を遂げたとされ、今後も高い成長が期待されている。こうした中、日本企業の販路開拓を支援すべく、ペットフードやペット関連の日用品、IPコラボ商品、関連サービスのほか、中国向け輸出が再開される見通しとなったニシキゴイ(注2)の飼料や、その他の観賞魚の生体などをPRした。

出展した日本企業からは、「中国産の安価で質も高いペット関連商品が台頭する中で、日本の商品の付加価値をいかに理解してもらうかが商談を進める上で非常に重要だと感じた」「日本産ペットフードの輸入規制(注3)が緩和された際に迅速に輸出できるよう、今のうちにパートナーを見つけたい」といった声が聞かれた。

来場した中国バイヤーからは、「ペットの歯磨きや食事管理など、日常の健康ケアが中国でも重要視されつつある。日本の関連商品は、健康管理に関する効果や機能面で品質が高く、消費者のニーズも高い傾向がある。動物病院で取り扱われているような商品についても、商談ができた。一般消費者向けに取り扱いたいと考えている」といった声があった。

ジャパンパビリオンでは、China Japan Street事業(CJS、日本商務館)のオンラインカタログ・商談サービスも来場者に紹介し、専門バイヤーの誘致を図った。また、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の公式キャラクター「ミャクミャク」が上海市に初登場し、来場客とのクイズ大会や記念撮影などで同博覧会をPRした。

写真 ジャパンパビリオンの全景(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオンの全景(ジェトロ撮影)

写真 ジェトロのステージでパフォーマンスをするミャクミャクと来場者(ジェトロ撮影)

ジェトロのステージでパフォーマンスをするミャクミャクと来場者(ジェトロ撮影)

(注1)同取り組みの詳細はジェトロの2024年10月29日付のプレスリリースを参照。

(注2)農林水産省の2024年10月1日付の公表資料では、新潟県、広島県、福岡県の3県に所在する計6カ所の養殖場が中国政府認定の検疫施設として公表された。

(注3)中国税関総署は中国向けに飼料を輸出可能な国・地域の生産企業について、登録登記制度を実施しており、中国に輸入される飼料は登録登記済みの国外生産企業の製品に限られる。税関総署が公表する「国外ペットフード登録生産加工企業リスト」では、輸入を許可するペットフードの生産国・地域に日本は含まれていない(11月20日時点)。詳細はジェトロ「日本からの輸出に関する制度・ペットフードの輸入、輸入手続き(中国)」を参照。

(黒澤琴音、宮嶋紀輝)

(中国)

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