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韓国のOEM・ODM化粧品大手2社、2024年上半期も業績好調が続く(韓国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月19日 0時10分

添付資料PDFファイル(164 KB)

韓国の大手化粧品OEM(委託者ブランドの製品生産)/ODM(委託者ブランドの製品設計・生産)のコスマックス、韓国コルマー(2024年7月22日付地域・分析レポート参照)は、それぞれ2024年第2四半期(4~6月)の業績(連結ベース)を発表した(コスマックスは8月12日付、韓国コルマーは8月9日付の発表、添付資料表1、表2参照)。

コスマックスの第2四半期の売上高は前年同期比15.1%増の5,515億ウォン(約607億円、1ウォン=約0.11円)、営業利益は1.5%増の467億ウォンとなった。韓国コルマーの売上高は前年同期比10.1%増の6,603億ウォン、営業利益は28.9%増の717億ウォンだった。コスマックス、韓国コルマーともに、第1四半期と第2四半期を合算した上半期の売上高は1兆ウォンを超えた(2024年5月21日記事参照)。

特にコスマックスは、第2四半期の業績について次のとおり説明している。

国内インディーズブランド(注)製品の米国・日本向けの輸出拡大や訪韓外国人の増加により、売上高、営業利益が増加した。
インドネシアとタイでは、スキンケア製品やカラーメイク用品など多くのカテゴリーで売上高が堅調に伸び、インドネシア法人、タイ法人ともに売上高は高成長を記録した。
中国の景気低迷や消費の減速、人件費の増加などにより、中国法人の売上高が減少し、全社の営業利益に対する寄与度も低下した。

(注)一般的な化粧品会社が出すブランドではなく、インフルエンサーなど個人が立ち上げたブランドラインを指す。

(橋本泰成)

(韓国)

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