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次期中銀総裁にガリポロ金融政策担当理事、上院が承認(ブラジル)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月21日 0時30分

ブラジル上院議会は10月8日、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領が次期中央銀行総裁に指名したガブリエル・ガリポロ中銀金融政策担当理事(2024年9月9日記事参照)の就任について、66対5の賛成多数で承認した。任期は2025年1月1日から2028年12月31日までの4年間となる。

ブラジル銀行連盟(FEBRABAN)は公式サイト(10月8日付)で、ガリポロ氏の承認を歓迎した。一方、10月9日付の現地誌「イスト・エー」によると、ルーラ政権が金利引き下げを主張し続けていることから、中銀の独立性を懸念する声も多い。例えば、コンサルティング会社ダボス・インベスティメントスのエコノミストのマルセロ・ボラジーニ氏は同誌のインタビューで、「(ルーラ大統領所属の)労働者党の主張は当分の間変わらない。(金利引き下げ)プレッシャーは少なくとも2025年半ばまで続くだろう」と予測している。

(エルナニ・オダ)

(ブラジル)

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