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10月の消費者物価指数の上昇率、前年同月比16.1%(エチオピア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月19日 0時40分

エチオピア統計局(ESS)は11月11日、10月期の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比16.1%だったと発表した。前年同月の29.2%から13.1ポイント低下した。

項目別では、食料品・非アルコール飲料が前年同月比19.2%だった。特に、砂糖・ジャム・蜂蜜・チョコレート(35.0%)、その他食品(26.3%)、油脂類(23.4%)、野菜(22.2%)などで大きな上昇がみられた。主食となるパン・穀物も17.0%上昇しており、基礎的食料の物価高も続いているほか、肉(15.1%)、牛乳・チーズ・卵(13.2%)も10%台の上昇となった。

一方、非食料品は前年同月比11.6%で、前年同月の28.5%から減速した。衣類・履物(2.6%)、家具・家庭用品(9.3%)、住宅・水道・電気・ガスなど(10.2%)で上昇率が1桁台前後にとどまった。交通(34.6%)、医療(21.1%)、アルコール飲料・たばこ(16.3%)、レストラン・ホテル(16.4%)などが上昇した。

エチオピア国立銀行(NBE、中央銀行)は7月に、外国為替制度を市場ベースの自由な売買が可能な制度へと移行した(2024年8月2日記事参照)。これにより、1ドル=57.4895ブル程度で管理されていた相場は、7月29日には1ドル=74.7381ブル程度まで下落、その後も下落が進み、10月11日の1ドル=121.3928ブルから、11月12日時点では1ドル=122.0011ブルと、120ブル台で推移している。

(石川晶一)

(エチオピア)

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