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9月の消費者物価が前年同月比1.6%上昇、引き続き低水準を維持(韓国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月8日 0時10分

添付資料PDFファイル(176 KB)

韓国企画財政部は10月2日、9月の消費者物価が前年同月比で1.6%上昇し、食料品やエネルギー類を除いたコア物価は2.0%上昇したと発表した(添付資料表1参照)。消費者物価上昇率は前月(2.0%)より縮小し、2021年2月(1.4%)以来3年7カ月ぶりの低水準となった。

品目別にみると(添付資料表2参照)、農畜水産物については、果実類の価格下落が影響し、上昇率は前年同月比2.3%と、前月(2.4%)に比べわずかに低下した。石油類の上昇率(マイナス7.6%)は、国際原油価格の下落および前年の価格上昇の反動などにより、前月(0.1%)から大幅に低下した。個人サービスの上昇率(2.9%)は、休暇シーズンが終わりを迎えた影響で鈍化し、公共サービス(1.3%)も前月(1.4%)より低下した。

同部では、異常気象や原油価格の変動などの外部要因による影響がなければ、今後の消費者物価上昇率は2%前後に落ち着くとみている。なお、韓国政府は、価格が高騰している白菜の需給安定に向けて、早期出荷(6,000トン)や輸入拡大(4,000トン)を通じて計1万トンの白菜を追加供給する考えを明らかにしている。このうち、輸入拡大に関しては、10月末に終了予定の白菜・大根に対する関税割当制度の適用期間を2024年末まで延長し、供給拡大を図る方針だ。

(橋本泰成)

(韓国)

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