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日系5社、インド最大のスタートアップイベントでPR(インド、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月10日 0時25分

インド南部カルナータカ州ベンガルールで9月26~28日の3日間、国内最大級のスタートアップイベント「テックスパークス2024(TechSparks 2024」」が開催され、ジェトロの支援を通じて日系スタートアップ(SU)5社がブース出展とステージ登壇を行った。

TechSparks 2024は、インドのSU特化型メディア、ユアストーリー(YourStory)主催の下で2008年にベンガルールで初めて開催されて以降、2024年で15回目となった。当初はベンガルールのみの開催だったが、2023年からムンバイ、デリー、チェンナイなどの他都市にも展開され、インドで最も知られるスタートアップイベントの1つとなっている。

当日のイベントでは、インド宇宙研究機関(ISRO)のS・ソマナス長官、インドのユニコーン企業(企業価値10億ドル以上で未上場)で配車サービス国内最大手オラのバビシュ・アガルワル最高経営責任者(CEO)がパネルディスカッションに登壇した。また、同イベントで毎年発表される注目の国内スタートアップ30社「テック(Tech)30」では、1,000社を超える応募の中から、フィンテック、アグリテック、ヘルステック、人工知能(AI)やスペーステックなどのスタートアップ30社が発表された。

日本からは、デジリハ、ファインディ、HAKKI AFRICA、primeNumberと、ベンガルール拠点のnative.の計5社がブース出展するとともに、ステージでは「なぜ今インドに進出するのか」「インド人材の優位性」「今後の日印企業間の協業連携のあり方」などについて、パネルディスカッションを行った。加えて、今回は東京都も出展し、インドのスタートアップ向けに「Sushi Tech」のPRなどを行った。

データ統合サービスなどを手掛けるprimeNumberの下坂悟取締役執行役員最高執行責任者(COO)は「TechSparksは、テクノロジーに関心を持つ多くの人が集うイベントで、インド市場でビジネスを進める私たちスタートアップにとって、貴重な機会となった。データに高い関心を持つ多くの人たちと直接話ができたことは、今後のインド市場やその他市場でのビジネス拡大に向けた重要なステップと実感している」と話し、リハビリツールを開発するデジリハのインド子会社のマネジングダイレクター、ジャグジート・シン氏は「私たちは、特別なニーズのある子供たちのためのデジタルリハビリテーションソリューションの革新に取り組んでいるが、今回は当社のテクノロジー紹介や協業連携の模索の貴重な機会となった。今後、インドでの成長を加速させるだけでなく、グローバル市場への参入にも役立つと確信している」と語った。

インドでは、2022年後半以降はスタートアップによる資金調達が難しい状況が続いていたが、2024年に入って既に6社のユニコーンが誕生しており、いわゆる「冬の時代」から抜け出しつつあると言われている。

写真 パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

パネルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

(夏見祐奈)

(インド、日本)

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