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インドの乗用車販売台数、11月の過去最高を更新(インド)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月19日 0時35分

添付資料PDFファイル(154 KB)

インド自動車工業会(SIAM)は12月13日、11月の自動車統計(出荷ベース)を発表した。乗用車〔多目的車(UV)とバンを含む〕の国内販売台数は、前年同月比4.4%増の30万459台で、前月に続いて連続成長となった(添付資料表1参照)。UVとバンが伸びを支えたほか、一般乗用車も不振が続くものの、マイナス幅は3月以来となる1桁にとどまった。なお、表1の数字には含まれていないが、地場のタタ・モーターズの乗用車販売台数を含めると、34万7,522台に上る(注)。タタを除く自動車販売全体(乗用車、二輪車、三輪車)では、前年同月比0.3%減の196万4,558台だった。

SIAMのラジェシュ・メノン事務局長は「10月の祝祭期で見られた旺盛な需要は、11月も業界全体で続いている」と総括し、タタも加えた乗用車が11月単月で過去最高の販売台数を記録したと指摘した。「二輪車の販売台数に関しても、ディワリ(灯明祭)期間と重なっていない11月として初めて160万台を超えた」とコメントした。

メーカー別乗用車販売では、首位のマルチ・スズキが前年同月比5.3%増の14万1,312台で、前月のマイナスから成長に転じた。一方、2位の現代は同2.4%減の4万8,246台と減少が続く(添付資料表2参照)。上位勢で2桁成長が続くのが、同15.6%増の4万6,222台を販売した地場マヒンドラ&マヒンドラと、同48.9%増の2万5,175台だったトヨタ・キルロスカだ。その他の日系メーカーでは、ホンダが同42.7%減の5,005台、日産が4.6%減の2,342台だった。なお、統計に含まれていないタタ・モーターズは、電気自動車(EV)を含めて2.2%増の4万7,063 台で、前月の順位からマヒンドラ&マヒンドラを抜いて3位相当につけた(同社発表)。

車種別では、一般乗用車のマイナス成長は変わらないが、マルチ・スズキのコンパクトモデル(「スイフト」「ワゴンR」など)が6万1,373台で、前年同月比5.1%減と、6月以来の1桁マイナス幅となった。現代のコンパクトモデル(「アウラ」「Xセント」など)も1万3,840台で、同3.1%減だった。一方、UVの販売台数は堅調で、マルチ・スズキのコンパクトUV(「ブレッツァ」など)は3万788台で同26.8%増、同社のUV(「グランド・ビターラ」など)は2万5,298台で同21.7%増、マヒンドラ&マヒンドラのUV(「マラッゾ」など)は2万7,741台で同42.6%増だった。

二輪車販売は前年同月比1.1%減の160万4,749台で、前月までの伸びから減少に転じた(添付資料表1、表3参照)。最大市場のオートバイが同7.5%減のマイナス成長が響いた。メーカー別にみると、首位は引き続き、同7.7%減の43万9,626台だったヒーローだが、同2.9%増の43万2,888台だった2位のホンダが比肩した。スズキは5位で同7.1%増の7万8,333台、ヤマハは7位で同7.4%減の5万5,781台だった。

(注)タタ・モーターズの販売台数は単月の乗用車販売台数のみ公開。自動車販売台数全体およびセグメント別、メーカー別、車種別、二輪車、三輪車統計には含まれない。

(大野真奈)

(インド)

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