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サウジアラビアでグローバル・ロジスティクス・フォーラム2024が開催(サウジアラビア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月17日 13時5分

サウジアラビアの首都リヤドで10月12日から14日までの3日間にわたり、「グローバル・ロジスティクス・フォーラム2024(GLF24)」が開催された。この会合は「物流の世界地図の再構築」と題し、最新技術と革新的な問題解決策に焦点を当て、国際的な協力関係を強化し、世界の貿易を促進することを目的とした。会合には、政府関係者のほか専門家など、30カ国から130人の講演者と80社が参加した。

開会あいさつをしたサレハ・ビン・ナセル・アール・ジャセル運輸相は「輸送・物流部門の変革を促進し、貿易と物流の世界的なハブとしての地位を確立する必要性があり、サウジアラビアは『ビジョン2030』に沿って、サプライチェーンの効率改善と世界市場の連結を目的とした政府の大規模な投資により、物流インフラの整備を着実に進めている」と述べた。また、世界銀行が2023年に発表した物流パフォーマンス指標(Logistics Performance Index:LPI)では、2018年の55位から38位にランクアップしたことも言及した。加えて、物流部門は観光や貿易、産業など様々な分野にまたがるプロジェクトが、「ビジョン2030」の目標を実現するのに極めて重要であることを強調した。

開会式に出席したハーリド・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・ファーレフ投資相は、サウジアラビアの運輸・物流部門が急速に発展しており、投資と経済の活性化に影響を与えていると述べた。

パネルディスカッションに登壇した民間航空総局(GACA)のアブドゥルアジーズ・ビン・アブドゥッラー・アール・ドゥアイレジ総裁は「国家航空戦略は2030年までにサウジアラビアを世界有数の物流ハブにすることを目標としており、世界の人口の約50%が5時間の飛行範囲内にいるというユニークな地理的条件を享受することによって、航空貨物が重要な市場に迅速かつ効率的に接続することが可能になる」と述べた。

会合では、物流インフラへの投資、紅海地域の混乱に直面した場合の物流サービスの回復、将来の産業を変革するため人材育成など輸送・物流分野における重要なトピックについても議論された。

(平田若菜)

(サウジアラビア)

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