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カナダ・オンタリオ州での酒類販売、コンビニなどでも販売可能に、約100年ぶりの方針転換(カナダ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月6日 14時20分

カナダ・オンタリオ州政府は9月5日、州内の対象となる全てのコンビニエンスストアで、ビール、シードル、ワイン、購入後すぐに飲める缶やペットボトル状のアルコール飲料を販売できるようになったと発表した。ウオッカやジン、ウイスキーなどの飲料は引き続きオンタリオ州酒類管理員会(LCBO、注1)のネットワークを通じて独占的に販売される。

これまでカナダでの酒類の輸入・販売については、各州の専売公社が一元管理することとなっており、同州ではLCBOがその役割を担ってきた。この政策は、ダグ・フォード州首相の2018年の選挙公約に基づくもので、州政府は州内のアルコール飲料市場を拡大し、消費者の選択肢と利便性を向上させるため、10月末までに州内の全てのコンビニエンスストア、食料品店、大型店舗が希望すれば、これらの製品を販売できるよう、段階的に拡充していくと発表していた。10月末には、アルコール飲料を購入可能な店舗が8,500店舗にまで拡大する予定で、禁酒法が廃止されて以来、約100年ぶりの消費者の選択肢と利便性の拡大となる。

州政府は同州のアルコール飲料メーカーが新しい市場に適応できるよう、酒類販売に関する枠組みや規制の掲示、競争力ある価格設定の導入、パックサイズに関する制限と独占権の撤廃、アルコール飲料容器のリサイクルプログラムの継続、地元アルコール飲料生産者への支援、ビアストア(注2)への最大2億2,500万カナダ・ドル(約238億5,000万円、Cドル、1Cドル=約106円)の投資などを講じている。

今後、同州産の製品と消費者にとって公正で競争力ある市場を促進するため、州政府は2024年内をめどに、ビール、ワイン、アルコール飲料にかかる税金と手数料の見直しを行うなど、引き続き利害関係者との協議を行うとしている。

(注1)同州の酒類の流通経路などについては、ジェトロの調査レポート「カナダ・オンタリオ州における日本産酒類および酒器の流通に関する調査(2024年3月)」参照。

(注2)同州に拠点を置く同州最大のビール小売業者。2023年には260以上のビール醸造会社と提携し、6,500人の労働者を雇用している。

(幡野裕一)

(カナダ)

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