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米南東部の自動車製造業協会がサザン・オートモーティブ・カンファレンスをテネシー州で開催(米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月8日 0時30分

米国南東部4州(アラバマ州、ジョージア州、テネシー州、ミシシッピ州)の自動車製造業協会の共催による「サザン・オートモーティブ・カンファレンス(SAC)2024」が930日~101日、テネシー州チャタヌーガで開催され、南東部を中心に120以上の自動車関連企業・団体が出展した。ジェトロはジャパンブースを設置し、在米日系企業12社が出展した。

写真 ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

ジャパンブースの様子(ジェトロ撮影)

初日は、完成車メーカー(OEM)や1次サプライヤー(Tier1)とのマッチメイキング・イベントが行われ、サプライヤーが多数参加した。同イベントでは、希望するOEMやTier1の調達担当者と5分間の個別商談が設定され、サプライヤー各社が自社の技術や特徴、強みを説明した。OEMやTier1が複数参加するマッチメイキング・イベントは珍しく、参加者からは貴重な機会であるとの声が聞かれた。今回初めて、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるスカウト・モーターズ(本社:バージニア州、注1)がマッチメイキングに参加した。同社との面談枠はすぐに埋まり、参加者の同社への関心の高さがうかがえた。同イベントに参加したサプライヤーは、スカウト・モーターズなど、今までアプローチできなかったOEMやTier1に対面で接触することができ、大変有意義な機会だった、と述べた。

写真 マッチメイキング・イベントの様子(ジェトロ撮影)

マッチメイキング・イベントの様子(ジェトロ撮影)

2日目は、テネシー州経済開発庁(TNECD)のスチュアート・マクホーター長官による講演やOEM(トヨタ、日産、VW)によるパネルディスカッション、米国自動車工業会(AIGA)などによる品質管理手法「コアツール」(注2)に関するセッション、テネシー大学チャタヌーガ校の自動車製造分野における取り組み紹介などが行われた。また、2023年のSACに引き続き、ミシシッピ州のテート・リーブス知事(共和党)がジャパンブースを巡覧し、出展企業の説明に熱心に耳を傾けた。

写真 ジャパンブースを訪問したミシシッピ州のリーブス知事(ジェトロ撮影)

ジャパンブースを訪問したミシシッピ州のリーブス知事(ジェトロ撮影)

2025年のSACは、アラバマ州ハンツビルで10月7~9日の日程で開催される予定だ。

(注1)スカウト・モーターズは2023年3月、サウスカロライナ州コロンビア近郊に20億ドルを投じてEV工場を新設することを発表している(2023年3月14日記事参照)。

(注2)自動車産業品質マネジメントシステム規格IATF 16949の認証取得組織に対して推奨されている品質管理手法。

(横山華子)

(米国)

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