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国際旅行博NATASで大阪・関西万博など日本観光をPR(シンガポール)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月4日 0時15分

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国際旅行博「NATAS Holidays 2024」が8月16~18日、シンガポール・エキスポで開催された。主催者によると、今回のNATASには75社が出展した。日本や韓国、台湾などがブースを設置し、冬季レジャーや食文化をPRした。

日本からは、2025年日本国際博覧会協会(万博協会)が出展し、2025年4月に開幕する「2025年日本国際博覧会」(大阪・関西万博)の広報を行った。万博のテーマや玄関口となる関西国際空港から会場までの経路などの情報を発信したほか、公式キャラクター「ミャクミャク」が登場し、来場者の注目を集めた。このブースを訪れたシンガポール人来場者は「日本へは何度も旅行しており、来年の万博にも行く」と話し、大阪・関西万博への期待感が高まりつつあることがうかがえた。その他、日本政府観光局(JNTO)が設置したブースには、鉄道会社や自治体など20団体が出展した。北海道や北陸3県(石川、福井、富山)なども独自にブースを設置した。

日本旅行好きのシンガポール人にPR

万博協会は8月19日にも、在シンガポール日本大使館が設置するジャパン・クリエイティブ・センターで、日本に関心のあるシンガポール人向けに大阪・関西万博の広報イベントを行った。石川浩司・駐シンガポール大使は、2023年のシンガポールからの訪日客数が過去最多の約60万人だったこと(注)など、日本がシンガポール人にとって人気の旅行先であることに触れ、大阪・関西万博へも訪問するよう呼び掛けた。

JNTO訪日旅行データハンドブック2023年」によると、シンガポール人の国・地域別訪問先として、日本はマレーシア、インドネシア、タイ、中国に続く第5位(2019年時点)だった。また、JNTOが発表している2023年のシンガポール人の都道府県別訪問率で、大阪府は3位を占め、京都府や奈良県、兵庫県も10位以内に入るなど、関西地方は旅行先として人気が高い(添付資料表参照)。大阪・関西万博を契機とするさらなる旅行客数の増加が期待されている。

写真 「NATAS Holidays 2024」での万博協会のブースと公式キャラクター「ミャクミャク」(万博協会提供)

「NATAS Holidays 2024」での万博協会のブースと公式キャラクター「ミャクミャク」(万博協会提供)

(注)JNTOの訪日外客統計によると、2023年の訪日外客数(総数)は2,506万6,350人。うちシンガポールからの訪日外客は59万1,267人(世界全体の2.4%)を占めた。詳細はJNTOホームページ「日本の観光統計データ」参照。

(糸川更恵)

(シンガポール)

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