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1~9月の外国直接投資、日本は申請金額ベースでシェア6.5%の5位(タイ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月8日 0時5分

添付資料PDFファイル(189 KB)

タイ投資委員会(BOI)は10月31日、2024年1~9月のタイへの外国直接投資統計を公表した。申請ベースでは、投資額が前年同期比38.2%増の約5,466億バーツ(約2兆4,597億円、1バーツ=約4.5円)、投資件数が約63.9%増の1,449件となった(添付資料表1参照)。

申請額を国・地域別にみると、米国系・中国系シンガポール企業からの電気電子・エレクトロニクス産業、データセンターの大型投資があったシンガポールが前年同期比2.3倍の約1,808億バーツで、全体のシェア33.1%を占めて首位となった。中国は18.2%増の約1,141億バーツで、シェア20.9%の2位だった。上位4カ国・地域が大幅に伸ばす中で、日本は唯一減少し、17.6%減の約355億バーツで、シェア6.5%の5位だった。

認可ベースでは、投資額が前年同期比46.5%増の約5,467億バーツ、投資件数が56.0%増の1,420件だった(添付資料表2参照)。国・地域別では、中国が前年同期比74.8%増の約1,464億バーツ、シェア26.8%で首位、シンガポールが82.7%増の約1,438億バーツで、シェア26.3%と僅差での2位だった。日本は上位5カ国・地域で唯一減少し、7.5%減の約531億バーツで、シェア9.7%の4位となった。

タイ政府が産業高度化を目指す「タイランド4.0」で重点産業とする12分野の投資状況をみると、タイ資本も含めた申請ベースの投資額は前年同期比11.7%減となったものの、電気電子・エレクトロニクスが約1,834億バーツで最大だった。また、デジタル(約24.4倍、約942億バーツ)、航空(約5.9倍、約20億バーツ)、自動システム・ロボット(約5.5倍、約141億バーツ)、医療(約2.3倍、約122億バーツ)、観光(64.5%増、約226億バーツ)、自動車・部品(61.9%増、約678億バーツ)が大幅に増加した(添付資料表3参照、認可ベースでの詳細などは添付資料表4~6参照、2024年8月19日記事参照)。

(高谷浩一、チャナットパット・スクマ)

(タイ)

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