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2024年第1四半期の乗用車新規登録台数、BEVが大きく減少(ドイツ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年4月10日 0時5分

ドイツ連邦自動車局(KBA)は4月4日、2024年第1四半期の国内乗用車新規登録台数は69万4,785台(前年同期比4.2%増)と発表した。

燃料別にみると、バッテリー電気自動車(BEV)が8万1,337台と前年同期比で14.1%減少した。全体に占めるシェアは11.7%となり、2023年第1四半期の14.2%から2.5ポイント下がった。プラグインハイブリッド車(PHEV)は4万4,985台(前年同期比19.8%増)で、シェアは2023年第1四半期の5.6%から6.5%に拡大した。ガソリン車は25万8,583台(4.0%増)となり、37.2%で最大のシェアを占めた。ディーゼル車は13万1,454台(4.1%増)で、シェアが18.9%となった。

主要ブランド別にみると、フォルクスワーゲン(VW)が13万89台(前年同期比2.8%増)で、シェアは18.7%と最大だった。これにメルセデス・ベンツ6万3,099台(11.4%減、シェア9.1%)、BMW5万3,549台(13.2%増、7.7%)、シュコダ4万8,856台(12.2%増、7.0%)、アウディ4万6,913台(22.8%減、6.8%)と続いた。日本メーカーでは、トヨタ自動車(レクサスを除く)2万1,968台(15.6%増、3.2%)を筆頭に、マツダ1万1,790台(3.0%減、1.7%)、三菱自動車1万298台(3.4倍、1.5%)、日産自動車9,210台(1.8%増、1.3%)、スズキ6,810台(5.6%減、1.0%)などと続いた。

3月の乗用車新規登録台数で、BEVが大幅に減少

3月の乗用車新規登録台数は26万3,844台(前年同月比6.2%減)で、ガソリン車の9万9,753台(3.4%減)が全体の37.8%のシェアを占めた。ディーゼル車は4万8,365台(0.5%減)と減少し、シェアは18.3%となった。

BEVは3万1,384台(前年同月比28.9%減)と落ち込んだ。PHEVも振るわず、1万6,016台(4.5%減)となり、シェアはそれぞれ11.9%、6.1%となった。ドイツ自動車産業連合会(VDA)の4月4日の発表によると、BEVおよびPHEVの減少の要因として、新車購入時の補助金「環境ボーナス(Umweltbonus)」の2023年12月の突然の終了(注、2023年12月25日記事参照)を挙げている。

(注)「環境ボーナス」は、2022年12月末まではBEV、PHEV、燃料電池車(FCEV)が対象だったが、2023年1月にはBEVとFCEVのみが対象になった。2023年12月に終了。

(クラウディア・フェンデル)

(ドイツ)

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