1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

カンボジア、適格投資プロジェクト(QIP)のオンライン申請を開始(カンボジア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月4日 0時15分

カンボジア政府の投資誘致機関であるカンボジア開発評議会(CDC)は11月27日、適格投資プロジェクト(QIP、注)のオンライン申請システム「CDC Investment Project Management (cdcIPM)」の正式運用開始を発表した。

従来、QIPの申請にはCDCや各州投資委員会の窓口に書類を提出する必要があり、内容に訂正がある場合は、その都度、窓口を訪問する必要があった。カンボジアは電子政府を推進しており、cdcIPMの導入により、(1)申請の進捗状況のリアルタイム確認によるプロセスの見える化、(2)承認までのスピードの向上、(3)オンラインでの申請費用支払いによる不透明な経費(政府役人との物理的接触に伴う費用の発生)の撲滅など、投資企業側に利点がある。

なお、cdcIPMによる申請には、商業省から発行された法人登記に関する書類をアップロードする必要があり、現時点で政府内の他省庁システムとの連携はできていない。同日にプノンペン市内で開催されたcdcIPMの発表イベントにおいて、スン・チャントール副首相兼CDC第1副議長は「次のステップは商業省や租税総局などの5つの省庁とシステムを統合することだ」と述べた。

写真 「cdcIPM」発表イベントの様子(11月27日、ジェトロ撮影)

「cdcIPM」発表イベントの様子(11月27日、ジェトロ撮影)

(注)適格投資プロジェクト(QIP:Qualified Investment Project)とは、CDCから登録証明書を受けた投資プロジェクトのことで、投資奨励業種を対象に、租税・関税上の各種優遇措置を受けることができる。

(若林康平)

(カンボジア)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください