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鉱業・エネルギー展示会開催、ジャパンブースを出展(ガーナ、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月21日 10時10分

西アフリカ鉱業・エネルギー展示会(WAMPEX)が6月5日から7日まで、ガーナの首都アクラで開催された。主催者によると、23カ国から約126社が出展し、来場者は3日間で45カ国から約4,400人が訪れた。

同じ主催者による西アフリカ鉱業・電力会議(WAMPOC)も同時並行で開催され、政府高官や鉱業大手のハイレベル会議などに約970人の代表者が参加した。

ジェトロはジャパン・ストリート・プロジェクト(注)の一環として、WAMPEXにジャパンブースを設置し、日本企業2社(ソラフネ、SORA Technology)と、日本製品の販売代理店のガーナ企業2社(EBユニティー、ストロングホールド・エンジニアリング)の計4社が共同出展した。鉱業で使用されているさまざまな日本の技術を実演し、3日間で合計220件の問い合わせがあった。また、来場者の多くは日本の製品や技術に好意的な反応を示し、日本製品に関心を持つ海外バイヤー43社が新たにジャパン・ストリートに登録した。

同展示会出展者のフランク・ボアマー氏(EBユニティー、プロジェクトマネジャー)は「鉱業分野のビジネスは活発で、技術や製品を新たに試し、その費用を支払うことができる産業だ。今回そこに狙いを定めて出展している」と述べた。また、エドワード・アグベヨメ氏〔ストロングホールド・エンジニアリング最高経営責任者(CEO)〕は、同社が取り扱うコベルコ建機は省エネで燃費に優れ、ディーゼルの価格が上昇する中で優位性が十分にあると感じたと話した。

大手の大規模採掘企業のゴールド・フィールズ・ガーナの担当者や、サービスプロバイダーのパシコ、マカチェトを含む企業の代表者は、持続可能な開発目標の一環として鉱業企業が自社で掲げるグリーン目標の達成のため、業務プロセスの改善や省エネ技術などが求められていると述べた。他方、ガーナでは小規模採掘者が増加しており、そうした企業の1つのラボテック・グループの渉外マネジャーは「現在利用可能なソフトウエアは、小規模採掘に必要な機能よりも高い機能を備え、コストがかかり過ぎており、簡易な採掘業務や人的資源管理ソフトウエアが必要とされている」とコメントした。

WAMPEXおよびWAMPOCはこれまで2年に1度開催してきたが、鉱業セクターの状況や開発、技術が刻々と変化していることから、2025年から毎年、ガーナで開催するとした。

(注)2021年2月に開設し、ジェトロが招待した海外バイヤー専用オンラインカタログサイト「ジャパン・ストリート

(アチェンポン・フランク)

(ガーナ、日本)

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