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ジェトロが陝西省西安市で日本産酒類商談会を初めて開催(中国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月18日 0時10分

ジェトロは12月4日、日本の国税庁と共同で、日本酒などのPRや海外販路開拓を目的とした「日本産酒類商談会(西安)」を陝西省西安市で開催した。商談会には、日本の酒造メーカーや日本産酒類を取り扱う在中国の輸入卸会社など29社が参加し、試飲会、セミナーや商談が行われた。西安市を中心としたレストラン関係者や食品・飲料関連の卸売業者、インポーターなど約250人の専門バイヤーが来場した。

この商談会は、ジェトロが初めて中国西北地域で開催する酒類のBtoB商談会となっており、日本酒や焼酎、ウイスキー、果実酒など合計360種類以上の商品が出品された。西安市では中国の伝統的な酒「白酒」が人気だが、今回の商談会では日本産酒類の魅力を来場者にアピールした。

商談会会期中に開催された日本酒に関するセミナーでは、国際唎酒師(きき酒師、注)の資格を持つ西安優選商貿の高重陽執行董事・総経理が講演し、「(1)味は甘口やコクのあるものを好む、(2)地元政府向けに提供するものは容量が大きめのものが好まれる、(3)純米大吟醸がよく好まれるが、温めて飲むことを好む、(4)価格は720ミリリットルが500元(約1万500円、1元=約21円)以内、1,800ミリリットルは600元以内が一般的、(5)日本酒にはおしゃれや良いイメージを持っている」など、西安の消費者の日本酒に対するイメージや味の好み、価格帯などについて紹介した。

また、最近、中国外交部が発表した日本人に対する訪中ビザ免除措置の再開(2024年11月25日記事参照)を踏まえ、会場内では「日本にいる酒造業者が今後は容易に中国を訪問できるようになり、自社製品の販売動向などに関する正確な情報をより効率的に把握できるようになる」との期待の声が聞かれた。

写真 セミナーの様子(ジェトロ撮影)

セミナーの様子(ジェトロ撮影)

写真 試飲の様子(ジェトロ撮影)

試飲の様子(ジェトロ撮影)

(注)日本酒版のソムリエ。唎酒師の資格制度は日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が1991年に制定している。また、2009年には外国語で唎酒師の認定試験を実施する資格制度も制定しており、外国語で受験した者には「国際唎酒師」の資格を付与している。

(兪思珂)

(中国、日本)

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