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上海発北米向けのコンテナ運賃は下落傾向(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月30日 15時40分

英国の海洋事業調査会社ドリューリー(Drewry)は7月25日、世界コンテナ指数(WCI)を発表した。40フィートコンテナ当たり、上海発ロサンゼルス行きの運賃は前週比5%減の6,934ドル、上海発ニューヨーク行きは4%減の9,213ドル、上海発ジェノバ行きは1%減の7,645ドルとなったと発表した。前年同月の運賃と比較すると3~4倍と高値であるものの、スポットレートはピークに達したとの見方を示した。

上海航運交易所が発表する上海発のコンテナ船運賃指数(SCFI)は、3週連続で減少し3,447.87ポイント(前週比2.67%減)となり、航路別では米国東海岸向けが1,888.96ポイントで前週比0.6%減となった。

ジェトロは、上海に拠点を置くコンテナ海運会社の担当者に7月26日にヒアリングを実施した。現在の状況に関し、「足元では船会社各社がアジア発米国西海岸向け航路に対し、サービスを増やすほか、臨時船の運航を行うことで、同航路では供給高になり運賃は調整局面に入っている。今後は、まずは8月発の貨物の需給バランスと、シンガポールをはじめとした主要港湾の混雑状況をよく注視する必要がある。しかし、本年も昨年同様に10~12月には貨物輸送需要が減少する可能性もあり、また船会社各社による新造船の投入が2024~2026年に数多く予定されていることを背景に、昨今の運賃高が徐々に緩和されていく可能性もあるのではとみている」と語った。

(神野可奈子)

(中国)

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