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2024年新一線都市魅力度ランキング発表、成都市が9年連続首位に(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月7日 9時25分

添付資料PDFファイル(282 KB)

中国の経済情報メディアの第一財経とその傘下の新一線都市研究所は5月30日、「2024年新一線都市魅力度ランキング」を発表した。

同ランキング発表は2016年から9年連続で実施しており、約200のブランド、15のIT企業提供のビッグデータに基づく「商業施設の充実度」「都市のハブとしての機能性」「市民の活性度」「将来の可能性」「新経済の競争力」の5つの評価指標によって中国の337都市を評価し、「一線都市」に次ぐ「新一線都市」として15都市を選出した(今回ランキングの「一線都市」「新一線都市」は添付資料表参照)。

「一線都市」とは、全国的な政治・経済活動などの社会活動で重要な地位にあり、影響力・牽引力を持った大都市を指し、上海市、北京市、広州市、深セン市が当てはまる。

「新一線都市」は新一線都市研究所が2013年に提唱した概念で、同研究所の評価指標により、将来、一線都市になる可能性が高い都市と評価された都市を指す。

同ランキングは、2016年から2023年までは「都市の商業的魅力度ランキング」というタイトルだったが、2024年から「新一線都市魅力度ランキング」に変更され、評価指標も「新経済の競争力」が新たに取り入れられた。

2024年の結果では、西南地域では四川省成都市が「新一線都市」として9年連続首位をキープしたほか、重慶市も3位に入った。市民の消費、娯楽、夜間の活性度を評価する「市民の活性度」の指標では、成都市は一線都市の広州市、深セン市を抜いて、上海市、北京市に続く総合3位に入った。また、2024年に新たな評価指標として加わった「新経済の競争力」では、企業のリーダーシップ性、新消費指数、産業チェーンエコロジー指数を評価する。成都市は新消費ブランド(注1)を生み出したとして、長沙市、杭州市とともに、この分野で高い評価を得た。

同じく西南地域に位置する雲南省昆明市は、2023年に「新一線都市」13位に入っていたが、今回は5つ順位を下げ、二線都市(注2)となった。

(注1)「新消費」とは、オンラインショッピング、モバイル決済、オンラインとオフラインの融合などの新型業態、新型モデルを特徴とした消費を指す。

(注2)2024年のランキングは新一線都市のほか、二線都市30都市、三線都市70都市、四線都市90都市、五線都市128都市をそれぞれランキングした。

(曽小桐)

(中国)

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