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湖北省の2024年特恵原産地証明書発行、前年比11.2%増(中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月15日 10時0分

中国国際貿易促進委員会(CCPIT)湖北省委員会(湖北省CCPIT)は1月13日、WeChat(微信)公式アカウントにおいて、湖北省の貿易促進システム上で2024年に発行された特恵原産地証明書は前年比11.2%増の1万4,407通となり、適用対象の自由貿易協定(FTA)は21協定に及んだ。

特恵原産地証明書の対象国は、韓国、ベトナム、インドネシア、タイ、オーストラリア、チリ、ペルー、日本、スイスなどだった。特恵原産地証明書発給数の上位5協定は、ASEAN、韓国、チリ、オーストラリアそれぞれとの間のFTAならびに地域的な包括的経済連携(RCEP)協定で、これら5協定の特恵原産地証明書の発給数は、全体の83.7%を占めた。

中国では2024年において、新たにニカラグア、エクアドル、セルビアとのFTAがそれぞれ発効した。これを踏まえ、湖北省CCPITは必要な企業がこれらの新しいFTAの政策的メリットを十分に活用できるよう広報活動を強化。その結果、中国-ニカラグアFTAの特恵原産地証明書が麻城市衆磊新建材と武漢衆領科技に、中国-エクアドルFTAの特恵原産地証明書が東風汽車輸出入に発行されたとしている。3社の製品はそれぞれ石材、新素材、自動車などで、FOB価格の総額は104万4,200ドルとなり、特恵原産地証明書によって、輸入国における関税約9万ドルの減免につながった。

FTAは対象分野が広く、専門性が高く、複雑だ。そこで湖北省CCPITは、湖北省企業に対して、中国が締結したFTAを周知し、関連する優遇政策を利用できるように支援する方針だ。2024年には「湖北省貿易促進セミナー」を7回実施し、オフラインでの参加者は2,000社以上、オンライン・オフライン合計で3万人が参加した。また、湖北省CCPITは通年で企業からの問い合わせ1万5,000件以上に対応したとしている。

(高橋大輔)

(中国)

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