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米石油サービス大手ベーカー・ヒューズ、カナダのエコナ・パワーに出資(米国、カナダ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2021年11月16日 1時20分

米国の石油サービス大手ベーカー・ヒューズ(本社:テキサス州ヒューストン)は11月9日、ターコイズ水素(注)を製造する成長段階の企業のカナダのエコナ・パワー(本社:カナダ・バンクーバー)に出資することを発表した。この出資を通じて、ベーカー・ヒューズはより広範な水素と天然ガスの脱炭素化が可能となるようポートフォリオを強化し、エネルギー転換にさらに貢献する考えだ。

エコナ・パワーの熱分解技術により、原料のメタンをターコイズ水素と固体炭素に分離することが可能となり、従来のメタン改質による水素製造方法と比べて二酸化炭素(CO2)排出量を大幅に削減することができる。

類似のターコイズ水素技術への出資例として、三菱重工業は米国三菱重工を通じて、2020年11月30日に米国のモノリス(本社:ネブラスカ州)への出資(2020年12月2日記事参照)、2021年2月10日に米国企業C-ZERO(本社:カリフォルニア州)への出資(2021年3月1日記事参照)をそれぞれ発表している。

ベーカー・ヒューズのロッド・クリスティー上級副社長(ターボ機械・プロセス・ソリューション担当)は「クリーンかつ低コストでターコイズ水素製造が可能なエコナ・パワーの技術の採用により、石油ガス業界は既存の豊富な天然ガス資源を利用して、より低炭素な水素を製造し、エネルギーバリューチェーンを通じて低炭素な水素の使用を加速することこができる」と述べている。

ベーカー・ヒューズは11月10日に、脱炭素化に向け、オランダ石油大手シェル・グローバル・ソリューションズ(本社:オランダ・ハーグ)と、ネットゼロに向けた世界規模のエネルギー転換の加速とエネルギー・産業部門の脱炭素化の促進を目的とする戦略的提携の覚書を結んだことを発表している(2021年11月12日記事参照)。

(注)ターコイズ水素とは、熱分解方式で天然ガスから水素を生成する際に、副産物の炭素が酸素と反応することなく固体炭素として生成されることで、二酸化炭素(CO2)を大気中に放出しない水素生産方法。生成された炭素はエネルギー物質として貯蔵・利用でき、機能性素材として活用できる可能性もある。水素の製造プロセスにおけるCO2排出量などの環境負荷度合について、カラーイメージで識別することが世界的に広まってきており、グリーン、ターコイズ(トルコ石の青さの意)、ブルーなどが「クリーン水素」とされている。

(沖本憲司)

(米国、カナダ)

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