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米ボストンで日系スタートアップ8社がデモデイに登壇(米国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年12月18日 1時15分

日系スタートアップ8社が登壇するデモデイが12月12日、米国マサチューセッツ州ボストンのベンチャー・カフェ・ケンブリッジで開催された。このデモデイは、日本の経済産業省とジェトロが共催するJ-StarX(注)のロボティクススタートアップを対象としたコースである「J-StarX Boston Robotics Program」の一環として実施された。

ボストンは、400以上のロボティクス関連スタートアップが所在するロボティクススタートアップの集積地の1つとして知られる。多くの著名大学が立地していることから、ロボティクス分野の研究者や労働人口の層も厚い。また、日米に拠点を持つベンチャーキャピタル(VC)のMonozukuri Venturesがロボティクス分野の日米協業の促進を目的としたイベント(2024年5月15日記事参照)を開催するなど、日本のロボティクス関係者も注目する地域の1つだ。

米国市場に挑む8社は、デモデイ実施前の1週間、ボストンに滞在し、同地のロボティクスエコシステムに入り込むべく、専門家によるセミナーやネットワーキング、ビジネスマッチングに参加した。

デモデイでは、8社によるピッチとポスター展示が行われた。ピッチ会場には、現地スタートアップのほか、市内の大学やアクセラレーターなどボストンのエコシステム関係者約90人が参加し、立ち見客がみられるほどの盛況だった。ポスター展示会場では、スタートアップと来場者が活発に交流した。ピッチセッション終了後に、来場者がポスターブースまで質問をしに行く様子も見られた。

写真 ピッチセッションの様子(ジェトロ撮影)

ピッチセッションの様子(ジェトロ撮影)

写真 ポスター展示会場の様子(ジェトロ撮影)

ポスター展示会場の様子(ジェトロ撮影)

デモデイに参加したスタートアップからは、「今後につながりそうなコネクションができた」「現地の聴衆の前でピッチする良い経験となった」などの声が聞かれた。来場者からは、「関心分野の企業のピッチが聞けた」「(特定の企業に関して)面白いビジネスなので詳しく話を聞きたい」といった、関心の高さがうかがえるコメントがあった。

(注)J-StarXは、経済産業省とジェトロが主催する起業家等の海外派遣プログラム。世界を舞台に活躍する起業家輩出に向け、志高い挑戦者に、世界のトッププレーヤーとつながり、学ぶ機会を提供しチャレンジを後押しする。

(迫田貴瑞)

(米国、日本)

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