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UAEと300社出展の中国が存在感、イノプロム2024(ロシア、アラブ首長国連邦、中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月18日 0時10分

ロシア最大級の産業総合博覧会「イノプロム」が7月8日から11日にかけて、ロシア中部の工業都市エカテリンブルクで開催された。第14回となる今回は、4万7,000人が来場し(前年比2.2%増)、国内外合わせて900社が出展した(同28.6%増)。

ナショナルパビリオンを設置した国は前年から1カ国減り、アラブ首長国連邦(UAE)、ウズベキスタン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、ベラルーシの6カ国だった。このうち、パートナーカントリーとして参加したUAEのパビリオンには、物流や食品、医療など7つの分野から40を超える企業が出展。同国パビリオン運営企業によると、訪ロしたビジネスミッションの団員は約240人に上った。出展、ミッション参加に当たってのブース代や現地渡航費、宿泊費は全てUAE政府側が負担した。治安面などでロシアへの渡航を心配する参加者はいなかったという。

UAEは現在、ロシアが関係を強める国の1つだ。ウクライナ侵攻後わずか1年で1,000のロシア企業が同国に進出したといわれる(コメルサント2023年10月16日)。西側から経済制裁を受けるロシア側には、UAEの金融や物流のハブ機能に対して一定の期待がある。2024年1月のUAEのBRICS正式加盟(2024年1月5日記事参照)も追い風となり、両国間の距離は文化面も含めて急速に縮まっている。

写真 1,000平方メートルを超えるスペースを確保したUAEパビリオン(ジェトロ撮影)

1,000平方メートルを超えるスペースを確保したUAEパビリオン(ジェトロ撮影)

個別出展でありながら、目立つ中国企業

主催者によると、今回のイノプロムには、中国から約300社が出展した。ナショナルパビリオンとしての参加ではなかったものの、展示会場となった4つのパビリオンの各所に中国語の看板を掲げた中国企業ブースが数多く立ち並び、存在感を放っていた。会場内ではロシアの大手銀行がロシア語のみで書かれた同行での口座開設などを促すキャンペーンのチラシを積極的に配る様子も見られた。

写真 ロシア語で「私たちはロシアの産業を制裁から守ります」とPRする中国企業のブース(ジェトロ撮影)

ロシア語で「私たちはロシアの産業を制裁から守ります」とPRする中国企業のブース(ジェトロ撮影)

(欧州課)

(ロシア、アラブ首長国連邦、中国)

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