1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

バイデン米政権、テキサス州南部国境の車両運行・歩行者用の橋建設を許可(米国、メキシコ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月10日 11時50分

米国のジョー・バイデン大統領は10月3日、テキサス州ラレドの米南部国境でメキシコとの通行車両と歩行者用の橋となるラレド4/5インターナショナル橋の建設・維持・運営の許可をサウスウェブ・ブリッジカンパニーに与えると発表し、10月8日付の官報で公示した。

大統領声明では、同社は、米国務省がメキシコ政府との間で許可に関する外交文書の交換を完了したとの通知を受け取るまで工事を開始してはならないとされる。また、大統領または大統領の指名した者から要請があれば、国境施設の現状、環境に関する規則順守や負荷の緩和、所有権もしくは管理権の変更予定や、建設、接続、運用、または保守などに関する情報を提供しなければならないとしている。

橋の建設について、テッド・クルーズ上院議員(テキサス州、共和党)を含むテキサス州選出の連邦上下両院議員7人は2024年1月、アントニー・ブリンケン国務長官に対し、「メキシコは米国にとって最も重要な貿易相手国の1つであり、2022年には約8,000億ドル相当の物品が国境を越えて移動した」「両国をつなぐ橋は、このような貿易を拡大し、テキサス州国境地域に重要な雇用と経済機会を創出し、わが国全体のサプライチェーンの改善に寄与するものだ」とし、2024年会計年度国防授権法(NDAA)で定めた、テキサス州の国際橋のプロジェクトを進めるよう求める書簡を送付していた。今回のバイデン大統領の発表を受け、クルーズ氏は10月4日、「私はテキサス州のメキシコ国境での橋設置計画に対する大統領許可証の確保を最優先事項としてきた。これらの承認プロセスを簡素化するために私が提出した超党派法案は、南の隣国との貿易を大幅に増加させ、サプライチェーンの強靭(きょうじん)性を高め、テキサス州全体で高賃金の雇用を支えることになる橋建設の、迅速な承認につながった」と歓迎する声明を発表した。

テキサス州ラレドには現在、車両通行用の橋が4本あり、ラレド4/5インターナショナル橋は5本目の建設となる。

(吉田奈津絵)

(米国、メキシコ)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください