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南ア、12月1日からアフリカ初のG20議長国に就任(南アフリカ共和国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月28日 16時10分

ブラジルのリオデジャネイロ市で11月18日から開催されていたG20サミット(金融世界経済に関する首脳会合)は、19日に閉幕した。同会合の場で、ブラジルのルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領は、次のG20議長国を南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領に引き継いだ。南アは2024年12月1日から2025年11月30日まで、アフリカ初のG20議長国として、約130の会合を主宰する。G20サミットは2025年11月にヨハネスブルクで開催予定だ。

ラマポーザ大統領は演説の中で、議長国を務め上げたブラジルに対し祝辞を送り、今回ブラジルが議長国として市民社会グループの参加を促進し、G20社会サミットを初開催したことに触れ、「南アは、市民社会がG20首脳とそれに関心を持つ人々との架け橋になると確信している。南アが議長国である間も、この革新的な参加プラットフォームを維持する」と述べた。そして、同大統領は、次回テーマは「連帯、平等、持続可能性(Solidarity、Equality、Sustainability)」であると述べ、このテーマに沿って、「われわれは、持続可能な開発目標と未来のための協定を強く追求し、前進させることを目指す」とした。さらに、「世界経済の成長と安定に対して、大きな脅威となる不平等にも取り組み、G20議長国として連帯強化を目指す」「ガザであれ、スーダンであれ、ウクライナであれ、苦難や苦しみに直面している人々と連帯しなければならない」と述べた。加えて、「私たちはこの機会を活用して、アフリカ大陸とグローバルサウスの開発優先事項をG20の議題として、よりしっかりと取り上げていく」と意気込みを示した。具体的な優先事項を3点挙げ、第1が包括的な経済成長(工業化、雇用、不平等問題)、第2は食料安全保障、第3が持続可能な開発のための人工知能とイノベーション、とした。

(堀内千浪)

(南アフリカ共和国)

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