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UAE企業が日本のゲームスタジオとゲームを共同開発(アラブ首長国連邦、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月19日 11時20分

アラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに本社を置くゲーム会社レッド・デューンズ・ゲームスは7月8日、日本のゲームスタジオのコハチスタジオと「Black Finger JET(ブラックフィンガージェット)」(注)の開発でパートナーシップを締結したと発表した。

レッド・デューンズ・ゲームスは出資を行うと同時に、完成後はパブリッシャーとしてゲーム配信プラットフォーム「Steam」で販売を行う。また、9月開催の「東京ゲームショウ2024」に出展し、ブラックフィンガージェットの最新映像などを公開する予定だ。

コハチスタジオ代表の石黒しなの氏によると、同社はレッド・デューンズ・ゲームスがサポートを申し出たことで、資金難を乗り越え開発に専念することができるようになったという。彼らの出会いは2023年の東京ゲームショウで、レッド・デューンズ・ゲームス最高経営責任者(CEO)のスルタン・ダルマキ氏が会場を散策していたところ、コハチスタジオブースの印象的なデザインとブラックフィンガージェットの高度なアートワークが目にとまり、出資の検討を始めた。調査をさらに進めると、コハチスタジオにはゲーム界では非常に有名な人材が集結していることを知り、信頼を深める中、ゲーム開発に対する価値観や将来的なビジョンを一致させることができ、出資を決定したという(出資額は非公表)。

ダルマキ氏は日本のゲームを30年以上プレーしてきた生粋のゲーマーだ。同社でもレトロなピクセルスタイルの海洋アドベンチャー「ポート・オブ・ジュマナ」などのゲームを開発中で、UAEのゲーム産業をリードしている。今回のパートナーシップについて「1年前の東京ゲームショウでの偶然の出会いが今回の契約につながったことにいまだに驚いている。幼少の頃から日本のゲームで遊び、憧れていたゲーム業界のレジェンドたちと一緒に仕事をすることは特別な経験だ。才能豊かで尊敬できるパートナーとともに、自分が深く情熱を注いでいるプロジェクトを実現できるのは大変光栄だが、身の引き締まる思いだ」と語った。

写真 上段左から2人目がダルマキ氏(Red Dune Games提供)

上段左から2人目がダルマキ氏(Red Dune Games提供)

画像 Black Finger Jetのイメージ(KOHACHI STUDIO提供)

Black Finger Jetのイメージ(KOHACHI STUDIO提供)

(吉村優美子)

(アラブ首長国連邦、日本)

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