サウジアラビアの2024年のCPI上昇率は1.7％（サウジアラビア）

サウジアラビア総合統計庁（GASTAT）は1月15日、2024年の消費者物価指数（CPI）を発表し、同年のインフレ率（CPI上昇率）は前年比1.7％だった。部門の比重が大きい住宅関連価格が顕著に上昇したことが影響した。

部門別の上昇率をみると、住宅関連が前年比8.8％、外食・ホテルが2.0％、教育が1.3％、食品・飲料が0.8％だった。住宅関連のうち、特に住宅賃料が10.6％と大きく上昇した。また、外食・ホテルは宿泊サービス価格が上昇につながった。

一方、CPIが下がった部門は、家具・住宅設備、衣料・履物がそれぞれ3.4％下落、運輸が2.4％下落だった。衣料・履物については既製服価格が5.8％下落、運輸については、輸送サービス価格が3.7％下落した。

（平田若菜）

（サウジアラビア）