日本ペイントの国際デザインアワード、アフリカで初めてエジプトが加わり21カ国・地域に(エジプト、日本)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月28日 0時25分
日本ペイントグループが主催する学生国際建築デザインコンペティション「AYDA Awards(アイダアワーズ)」の2025年の募集に、アフリカ地域から初めてエジプトが加わる。1月18日に発表会が開催された。
このデザインコンペは、2008年に「Asia Young Designer Awards」として初めてマレーシアで開催以来、日本、中国、シンガポールなどに拡大してきた。直近では、2023年にオーストラリア、ニュージーランド、米国が加わり、世界20カ国・地域で、建築・インテリアデザインを学ぶ学生を対象に実施しており、2024年の応募者数は5万人を超えた。
日本ペイントエジプトのゼネラルマネジャーのモハメド・ファウジ氏は発表会で、AYDAは17ある国連持続可能な開発目標(SDGs)のうち5項目(健康と福祉、質の高い教育、働きがいと経済成長、人や国の不平等解消、住み続けられる街づくり)に貢献するもので、アフリカからはエジプトが初めて加わり、世界で21カ国・地域目となったと述べた。エジプトでは2月22日に参加募集を締め切り、以降、メンターとともにアイデア構築、制作期間があり、5月3日までに作品提出、5月30日が国内選考となっている。各地域の最優秀者は賞金に加え、「インターナショナルアワードセレモニー」に招待され、そこでさらにグランプリ2人が選出され、賞金1万ドルと、6週間の米ハーバード大学「デザインディスカバリープログラム」が授与される。メンターには、建築部門とインテリアデザイン部門に各10人ずつ、業界のエキスパートが選任されており、審査員には両部門に各5人ずつ、専門家やカイロアメリカン大学、エジプトブリティッシュ大学、カイロジャーマン大学の教授らが選任されている。
塗料の売り上げ収益でアジア1位、世界4位(同社推計)の総合塗料メーカーの日本ペイントグループは、エジプトを含めて世界23カ国に生産拠点を有す。エジプト拠点は2020年に設立し、工場のほか、国内に150以上のショールームを有している。品質が評価され、2024年11月には建設計画中のカイロ地下鉄4号線全線の駅舎などの塗料の独占サプライヤーに選出された。
発表会会場となったグリーク・キャンパス(The GrEEK Campus)は、カイロアメリカン大学のキャンパスの一部をリースしているテクノロジーパークで、エジプトのスタートアップのインキュベーターとして中心的な役割を担っており(2020年1月6日記事参照)、トレンドマイクロ、ウーバー(Uber)などの地域開発拠点が入居している。
発表会でスピーチする日本ペイントエジプトのゼネラルマネジャーのモハメド・ファウジ氏(同社提供)
(西澤成世)
(エジプト、日本)
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