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韓国政府、国内初の技術評価のオープンプラットフォーム開設(韓国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月20日 16時20分

韓国の中小ベンチャー企業部は6月19日、技術保証基金(技保、注1)や銀行、公共機関など12機関が韓国初の技術評価公開オンライン取引所(オープンプラットフォーム)「K-TOP(Kibo Technology-rating Open Platform)」の共同利用に関する業務協約を締結したと発表した。民間主導の技術革新エコシステムの活性化を狙ったもので、4月29日に発表された「中小企業跳躍戦略」(2024年5月13日記事参照)の一環だ。

K-TOPは、過去30年にわたって技保が蓄積した企業の技術評価情報を等級化・数値化して提供し、民間企業や金融機関、公共機関などがこれを検索・照会することができるオープンプラットフォームだ。これを通じて民間企業は自社の技術の診断・改善が可能となり、金融機関や投資機関は企業選定や審査時に技術評価情報を活用できる。これにより、中小・ベンチャー企業に対する投資・融資が活性化することが期待される。

「技術保証基金K-TOP共同活用業務協約式」に参加した呉姈姝(オ・ヨンジュ)中小ベンチャー企業部長官は「K-TOPが中小・ベンチャー企業と金融機関との間の情報の非対称性を解消し、韓国の『技術金融』(注2)が発展するための核心ツールとなることを願う」と抱負を語った。

(注1)技術保証基金法によって設立された政府系金融機関。技術革新型企業に対して技術保証・技術評価の支援をすることで、企業の技術競争力を向上させることを目的としている。

(注2)資本力の乏しい中小・ベンチャー企業が技術力を担保に資金の借り入れができる制度。

(花輪夏海)

(韓国)

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