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2024年デジタル競争ランキングでシンガポールが首位、ASEAN各国の課題は法整備(ASEAN、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月26日 0時30分

添付資料PDFファイル(84 KB)

スイスの国際経営開発研究所(IMD)は11月14日、2024年のデジタル競争ランキングを発表した(2024年11月21日記事参照)。対象の67カ国・地域のうち、ASEAN加盟国では5カ国がランクインした。このうち、前年3位だったシンガポールが1位となった(添付資料表参照)。知識、技術、将来対応力の全てで高いスコアを記録し、特にビジネスの俊敏性やデジタル関連の法整備が高く評価された。

マレーシアは36位と、前年の33位から順位を下げた。スマートフォンとインターネットの普及が評価される一方で、科学技術の集積や研究開発(R&D)への投資、知的財産権の保護や技術開発に関する法整備が課題とされた。

タイ(37位)、フィリピン(61位)は、前年から順位を下げた。タイでは、デジタル投資や通信インフラの整備が進展したものの、デジタル関連の法整備が課題とされた。インドネシアでは、ビッグデータの活用や知識移転などビジネスの俊敏性が評価された一方、通信インフラの整備とモバイル端末の普及が依然として課題となっている。フィリピンでは、通信インフラへの投資が進んでいるものの、インターネットの普及率やデジタル関連の法整備が課題となっている。

(近藤皐平)

(ASEAN、シンガポール、マレーシア、タイ、ベトナム、インドネシア、フィリピン)

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