5年ぶりに最低賃金を改定（ナイジェリア）

ナイジェリアのボラ・ティヌブ大統領は7月29日、最低賃金法の改正案に署名し、最低賃金を月額7万ナイラ（約6,300円、1ナイラ＝約0.09円）に改定するとともに、次の改定を3年後に行うことにした。最低賃金はこれまで5年に1回改定しており、前回は2019年4月18日に施行した「2019年改定最低賃金法」により3万ナイラとしてきたが、2024年4月19日に同法は失効していた。今回の改定で最低賃金は2倍以上になった。

最低賃金改定に当たっては、労働組合との交渉が一時決裂していたが（2024年6月5日記事参照）、改定の頻度を3年に引き下げたことより、金額も含めて妥結に至った。報道によると、今回の最低賃金は5月1日にさかのぼって施行される。

（奥貴史）

（ナイジェリア）