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ブリンケン米国務長官がポーランド訪問、首相、大統領、外相と会談(ポーランド、米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月24日 1時0分

米国のアントニー・ブリンケン国務長官が9月12日、ポーランドのワルシャワを訪問し、アンジェイ・ドゥダ大統領、ドナルド・トゥスク首相、ラドスワフ・シコルスキ外相とそれぞれ会談を行った(ポーランド政府プレスリリース、ポーランド語)。会談では安全保障問題とウクライナ情勢が主な議題となった。ブリンケン国務長官にとって3度目のポーランド訪問だった。

ブリンケン国務長官は「民主主義が脅かされようとも、それを守るポーランドに感謝の意を表明する。ウクライナへの軍事援助の80%はポーランドを経由しており、ウクライナから100万人以上の難民もまだここにいる。これは大きな寛大さの表れだ」と感謝の意を示すとともに、両国の結束を強調した。

ドゥダ大統領との会談では、上記に加え、北部ポモージェ県の原子力発電所建設の共同プロジェクトなどを議論した(注)。今年3月、ドゥダ大統領は米国ジョージア州の原子力発電所を技術視察しており「この投資により二酸化炭素(CO2)排出削減や新たな雇用創出が期待される」と述べている。

(注)グディニャ海事局は8月27日、ポーランド初の原子力発電所建設に向け、海上荷下ろし施設(MOLF)の設計契約を締結した。同施設は、発電所建設に必要な大型資材を海上輸送するためのもので、長さ約1キロのプラットフォームを含む。また、47億ズロチ(約1,739億円、1ズロチ=約37円、9月19日ポーランド国立銀行為替レート)以上の政府予算で鉄道や道路など関連インフラの整備が進められている。

(林真人、ルッベ・ニーナ)

(ポーランド、米国)

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