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トランプ氏勝利にペルー大統領ら主要政治家が祝意表明、関係・連携強化に期待(ペルー、米国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月8日 15時25分

米国大統領選挙の結果を踏まえ、ペルーのディナ・ボルアルテ大統領らは祝意を伝えた。

ボルアルテ大統領は11月6日、大統領府のX(旧Twitter)を通じて、ドナルド・トランプ前大統領の勝利に祝意を表した上で、「トランプ氏の大統領就任後も、両国が投資、貿易、そのほかの重要な分野において戦略的で強固な関係の深化と拡大を続けることを確信している」とのメッセージを公表した。

ラファエル・ロペス・リマ市長も同日、X(旧Twitter)を通じて祝意を伝え、「ペルー、そのほかのラテンアメリカ諸国とともに、それぞれの国の発展のため働きましょう。とりわけ汚職と独裁政治で抑圧を受けている同胞のために」と述べた。具体的な国名には触れていないが、ベネズエラ情勢を踏まえた連携の呼びかけとみられる。ロペス市長は、次回のペルー大統領選挙への立候補に関心があるといわれている。

故アルベルト・フジモリ元大統領の長女ケイコ・フジモリ氏が党首を務めるフエルサ・ポプラル(FP)党も同日、祝意声明で、「米国の人々の意思と民主主義に敬意を表するとともに、市民運動と市民参加の模範であることを再認識した。トランプ氏と共和党のリーダーシップが地域の発展と安定に貢献することを確信している。また、米国とペルーにおいても互いの尊重、国の権利の強化、民主主義的な価値観の保護により友好と協力の2国間関係が強化されることになるだろう」と発表した。

なお、ペルー国内での米国大統領選挙に関する報道は、冷静に結果を伝えるものが多く、ニュースの扱いも、7月に実施されたベネズエラ大統領選挙ほど大きくはない。ペルーでは、ベネズエラの情勢悪化により違法入国者が増加し犯罪の増加にもつながっていると認識されており、ベネズエラの政治情勢に関する情報は、ペルーの市民生活に関わる情報として国民の関心が高い。

(石田達也)

(ペルー、米国)

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