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南米最大級のゲームショウ開催、日本企業6社が出展(ブラジル、日本、中国)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月22日 0時35分

南米最大級のゲーム展示会「ブラジル・ゲームショウ:Brasil Game Show」が10月9~13日、ブラジル国内最大の都市であるサンパウロ市で開催された。この展示会はゲーム、関連ツール、サービス、グッズを対象としている。初日はビジネスデイ、残り4日間は一般公開され、土曜日にあたる12日は、入場券(注)が完売するなど、ゲームファンで会場はにぎわった。主催者によると、30万人が来場し、約300社が出展。日本企業は6社出展した。

写真 にぎわいを見せる会場(ジェトロ撮影)

にぎわいを見せる会場(ジェトロ撮影)

日本からは、企業出展に加えて、ゲーム業界関係者が招待されるなど日本のゲームが存在感をみせた。セガは、同社のキャラクター「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」をPRし、同シリーズの作曲を手掛けた瀬上純氏が招待され、関連グッズも販売された。任天堂は、「Nintendo Switch」で遊べる体験型ダンスゲームのステージを設けた。来場者がダンスを楽しむ様子は、サンパウロ市のニュース番組でも紹介された。初出展のSNKは、新作格闘ゲーム「餓狼伝説 City of the Wolves」をPR。同社のマーケティング担当者は「ブラジルでも当社の作品が認知されており、多くのファンの方がゲーム試遊に参加いただいている」と好感触だった。アークシステムワークスは、「ギルティギアシリーズ」などをPRし、同社代表取締役の木戸岡稔氏が会場に招待された。ポケットペアは、「パルワールド」のゲーム体験ブースを設けた。また、日清食品は同社製品をPRする体験型アトラクションを出展した。

写真 日本企業のブースの様子(ジェトロ撮影)

日本企業のブースの様子(ジェトロ撮影)

中国企業の出展も目立った。主催者によると、中国企業の出展は近年増加しており、今回は約10社が出展。中国企業が開発したゲーム「原神」のブースには長蛇の列ができた。主催者は「ブラジルのゲーム市場ではコンソールゲームよりモバイルゲームの比率が高く、モバイルゲームで世界的に強みがある中国企業の展開が進んでいる。」と説明した。

写真 『原神』のブースの様子(ジェトロ撮影)

『原神』のブースの様子(ジェトロ撮影)

会場では、ブラジル国内のコンテンツ事業者による日本のアニメキャラクターグッズの販売も行われた。「東京リベンジャーズ」のTシャツや「鬼滅の刃」「ONE PIECE」「ドラゴンボール」のフィギュアがみられた。また、日本のキャラクター製品を扱うカプセルトイも会場に設けられた。1回平均40レアル(約1,040円、1レアル=約26円)で、お気に入りのキャラクターを獲得するため、何度も購入する参加者もいた。

ブラジルゲーム開発者協会(Abragames)によれば、ブラジルのゲーム市場は拡大傾向にある(2024年3月15日記事参照)。ブラジル国内のゲーム開発者数の増加に加えて、売り上げも新型コロナ禍を経て増加している。

写真 会場の様子(ジェトロ撮影)

会場の様子(ジェトロ撮影)

(注)当日一般入場券の価格は次のとおり(1レアル=約26円)。

平日1日券199レアル(約5,174円)
土日1日券299レアル(約7,774円)

(伊藤優一)

(ブラジル、日本、中国)

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