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「日・サウジ・ビジョン2030閣僚ラウンドテーブル」がリヤドで開催(サウジアラビア、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2025年1月17日 0時0分

ジェトロは1月12日、日本の経済産業省やサウジアラビア投資省との共催で、武藤容治経済産業相、松本尚外務大臣政務官のサウジアラビア訪問にあわせて「日・サウジ・ビジョン2030閣僚ラウンドテーブル」を首都リヤドで開催した。約200人(日本政府・企業関係者約100人、サウジアラビア政府・企業関係者約100人)が参加した。

写真 日・サウジ・ビジョン2030閣僚ラウンドテーブルの様子(ジェトロ撮影)

日・サウジ・ビジョン2030閣僚ラウンドテーブルの様子(ジェトロ撮影)

両国間の戦略的パートナーシップ「日・サウジ・ビジョン2030」の下、一層の関係深化を目的に開催された同ラウンドテーブルでは、冒頭にハーリド・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・ファーレフ投資相が基調講演を行い、2025年は日本とサウジアラビアの国交樹立70周年となる年で、両国関係がさらに飛躍する年になるだろうと述べた。また、「日・サウジ・ビジョン2030」の発足以降、サウジアラビアに投資する日本企業の数が65社から100社へと増加していることやサウジアラビアに地域統括拠点を置く企業がこの1年で18社に倍増していることなどに言及した。それらの企業により、再生可能エネルギーや金融、eスポーツ、観光といった分野にまで協力が広がっていると述べ、両国ビジネス関係の着実な進展を強調した。続いて、武藤経済産業相も基調講演を行い、日・サウジ間の協力案件が官民合わせてこれまで270件にのぼり、うち150件が現在も進行中であることを強調した。経済産業省の試算によると、これらの協力案件が、サウジアラビアのGDPにもたらした影響は累計約950億ドル規模、直接投資額では約60億ドルにのぼり、2030年には2024年時点の非石油部門GDPの8%にあたる530億ドル規模のGDP貢献が期待できることを発表した。 さらに、2025年4月に開幕する大阪・関西万博においてサウジアラビアが最大級のパビリオンを設置することに触れ、ともに大阪・関西万博を成功させ、2030年のリヤド万博にバトンをつないでいきたいと述べた。

写真 武藤容治経済産業相(中央)、ハーリド・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・ファーレフ投資相(右)、松本尚外務大臣政務官(左)(ジェトロ撮影)

武藤容治経済産業相(中央)、ハーリド・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・ファーレフ投資相(右)、松本尚外務大臣政務官(左)(ジェトロ撮影)

その後、日本企業・団体とサウジアラビア政府・企業・団体間で13件の協力覚書(MoU)の披露が行われたほか、イベント後半には、日本・サウジアラビアの政府・企業関係者らによるラウンドテーブルディスカッションが実施され、「金融」「製造業」「サステナビリティ」の3分野での両国の関係強化をテーマに、各企業の取り組みや両国の協業事例、日本企業のサウジアラビアへの事業展開可能性などについて意見交換が行われた。

写真 ラウンドテーブルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

ラウンドテーブルディスカッションの様子(ジェトロ撮影)

写真 ディスカッションに参加中の政府、企業関係者ら(ジェトロ撮影)

ディスカッションに参加中の政府、企業関係者ら(ジェトロ撮影)

(太田尭久)

(サウジアラビア、日本)

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