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2024年のタイの菜食週間、10月3日から11日まで(タイ)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月30日 11時30分

タイで年に1度、中華系タイ人を中心に行われる菜食週間(タイ語名:ギンジェー)が2024年は103日から11日まで開催される。期間中は身を清めるため、味付けが濃い料理、ニンニクやネギなど香りの強い野菜、酒類、肉類、卵の摂取を控える。

小売店や屋台などでは「齋」(さい:心身を清めて飲食を慎むこと)の文字がついた黄色の旗を立てたり、シールを貼った菜食食品を販売したりするところが多い。また、牛乳の代わりに植物性ミルクを使ったメニューや、肉の代わりにプラントベース肉を使った期間限定のメニューを販売するレストランもある。バンコクの中華街にあたるヤワラート通りやプーケットなどでは、菜食祭が開催される。

タイ商工会議所大学(UTCC)が行ったアンケート調査(調査期間:91723日、有効回答数1,265人)によると、2024年の菜食週間の経済効果は前年比1%増の約450億バーツ(約1,980億円、1バーツ=約4.4円)と予測されている。菜食週間中の個人消費額は前年比2.3%増の1人当たり4,696バーツと予測され、同大学が2008年に調査を開始して以来の最高額となった。また、回答者の36.1%が菜食に参加すると回答し、うち43.2%が期間中は完全に菜食のみを摂取するとし、56.8%は都合に応じて菜食を摂取すると回答したという。

ただし、同調査によると、購買力が回復しているのではなく、物価が高騰していることが理由だと説明している。

写真 ギンジェーでのインスタント食品売り場(ジェトロ撮影)

ギンジェーでのインスタント食品売り場(ジェトロ撮影)

写真 ギンジェーでの調味料売り場(ジェトロ撮影)

ギンジェーでの調味料売り場(ジェトロ撮影)

(須田善也、ウォンパタラクン・ヤーダー)

(タイ)

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