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5月の失業率は4.0%に低下(オーストラリア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年6月24日 0時50分

オーストラリア統計局(ABS)は6月13日、2024年5月の雇用統計を発表し、失業率(注)が4.0%だったと明らかにした。就業者数は増加し、失業者数は減少したため、前月から0.1ポイント(四捨五入)低下した。

就業者数は前月比で3万9,700人増加し(0.3%増)、1,435万5,600人となった。失業者数は9,200人減少し(1.5%減)、59万8,900人だった。前年同月比でみると就業者数は35万4,900人増加(2.5%増)し、失業者数も8万人増加(15.4%増)した。

雇用形態別にみると、フルタイムは989万9,900人で前月から4万1,700人増加した。パートタイムは前月から2,100人増加し、445万5,700人となった。就業者数に占める割合はフルタイムが約7割、パートタイムが約3割だ。労働参加率(66.8%)、不完全雇用率(6.7%)、労働力の未活用率(10.7%)はいずれも前月から横ばいだった。

失業率を州別にみると、ビクトリア州(0.1ポイント増の4.4%)、タスマニア州(0.1ポイント増の4.1%)で前月から上昇した。一方、南オーストラリア州(0.2ポイント減の4.0%)、ニューサウスウェールズ州(0.2ポイント減の3.8%)、西オーストラリア州(0.3ポイント減の3.6%)では低下した。北部準州(4.1%)、クイーンズランド州(4.0%)、首都特別地域(3.8%)は、前月と変わらなかった。

ABSは、失業者数が前月から減少したことについて、4月に求職活動をしていた失業者が仕事を見つけたか再開したためとした。一方で、3月(失業率3.9%)から2カ月間でみた場合には2万4,000人増えている。ただ、新型コロナウイルスのパンデミック直前の2020年3月と比べると、11万人ほど少ない状況だ。労働参加率なども同時期を上回っており、求職者数の水準が上昇している現状も踏まえると、労働市場は比較的逼迫している状況だと分析した。

(注)全て季節調整済みの数字。

(青島春枝、山崎美樹)

(オーストラリア)

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