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アフリカ16カ国の18~24歳に政治・経済・社会に関する意識調査を実施、南アの調査会社(アフリカ、ナイジェリア、ケニア、コートジボワール、ガーナ、タンザニア、ルワンダ、ザンビア、カメルーン、ナミビア)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月10日 0時20分

南アフリカ共和国を拠点とするイチコウィッツファミリー財団(Ichikowitz Family Foundation)は9月3日、「アフリカ若者調査2024(AFRICAN YOUTH SURVEY 2024」」を発表した。同調査は18~24歳を対象に2020年から2年ごとに行われ、3回目の今回はアフリカ16カ国の5,604人が回答した。設問は、各国における民主主義、あらゆるセクターにおける腐敗、生活水準、環境など幅広かった。経済については、データ通信料を「いつでも」支払う余裕があると答えた人は21%にとどまったが、1日にスマートフォンを3時間以上利用する人は約7割に上った。経済に関する回答結果は主に次のとおり。

「国の経済の方向性」:「正しい方向にある」28%、「間違った方向にある」69%(「正しい方向にある」と答えた人の割合はルワンダ95%、コートジボワール85%、タンザニア59%。「間違った方向にある」と答えた人はナイジェリア92%、カメルーン86%、ガーナ84%)
「現在の生活水準」:「とても良い」9%、「良い」32%、「普通」40%、「貧しい」15%、「とても貧しい」5%(「とても良い」「良い」と答えた人の割合はコートジボワール72%、ナイジェリア・ルワンダ・タンザニア59%、ナミビア52%)
「職場を除き、定期的にプライベートでインターネットへアクセスしているか」:「はい」67%(「はい」と答えた人の割合はナイジェリア92%、ケニア87%、ザンビア85%)
「1カ月のうちデータ通信料を支払う余裕がどのくらいあるか」:「いつでも」21%、「20~30日分」28%、「10~19日分」26%、「10日以下」16%、「全く余裕がない」10%。
「1日のスマートフォンの使用時間」:「3~4時間」31%、「4時間以上」37%(使用時間が3時間以上の人の割合はナイジェリア90%、コートジボワール88%、ケニア82%)
「5年以内にビジネスを始めるつもり」と答えた人は71%(ナイジェリア93%、ザンビア90%、ケニア85%)
「ビジネスを始めるにあたっての障壁」:「資本へのアクセス」52%、「腐敗」40%、「政府による規制」27%、「経済の不確実性」23%、「開発資金」22%、「トレーニングと教育」21%
「もし100ドルが与えられたら何をするか」:「ビジネスへの投資もしくはビジネスを始める」45%、「自分の教育に投資する」16%、「貯金」11%、「一般消費財の購入」10%

(坂根咲花)

(アフリカ、ナイジェリア、ケニア、コートジボワール、ガーナ、タンザニア、ルワンダ、ザンビア、カメルーン、ナミビア)

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