「THE LINE」、都市設計とエンジニアリングのパートナー契約締結(サウジアラビア)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年11月21日 0時0分
サウジアラビアのNEOMは11月11日、建設中のリニアスマートシティー「THE LINE」の第1期の都市計画、設計、エンジニアリングについて、パートナー契約締結を発表した。NEOMによると、デルガン・マイスル・アソシエイテッド・アーキテクツ(DMAA)、ゲンスラー、モット・マクドナルドの3社は、THE LINEの設計・開発・プロジェクト推進チームと協力し、第1期計画の都市設計、計画コンサルタント、インフラ設計を提供する。
THE LINEのデニス・ヒッキー最高開発責任者は「THE LINEの開発と建設が進む中、第1段階を実現するために、世界有数の都市設計とエンジニアリングの専門知識をもたらす独自のパートナーシップを確立した。コラボレーションはその中核をなすもので、都市全体のベストプラクティスグループは、イノベーションによって都市の検討、設計、建設の方法を永遠に変える方法を示すことになる。これは、NEOMのビジョンと世界的な野心を反映している」と述べた。
DMAAが都市設計者に任命され、第1期のコンセプトと詳細なマスタープランを主導する。DMAAは第1期の設計ビジョンの維持でNEOMをサポートし、微気候(注)やエコロジー、モビリティーやロジスティクス、持続可能性など、さまざまなトピックについて、専門家チームと協力していく。
ゲンスラーは、第1期の都市計画コンサルタントに任命され、都市設計の調整と都市計画を主導する。計画方針や枠組み、土地利用、設計コンプライアンスを含む重要な分野で、プロジェクト全体のリーダーシップとガバナンスを提供するほか、交通ハブや公共空間など、重要な都市インフラの都市資産設計アーキテクトにも任命された。
モット・マクドナルドは、都市インフラエンジニアとしてプロジェクトに参画する。第1期の垂直・水平構造物や都市ユーティリティーシステムの管理と制御を推進、機能的で建設可能かつ運用可能な都市を目指した設計の効率性と持続可能性に重点を置くとしている。
NEOMは現在、THE LINEを取り囲む必要な大規模投資を伴う建設プロジェクト(地域資本プロジェクト)に加え、新都市のインフラ整備と実現に向けた初期段階の工事に注力している。第1期では毎週120本以上の基礎杭が打設された。
(注)微気候:地表面に接する大気層の気候。地表近くで生活する生物の生活に大きな影響を与える。
(林憲忠)
(サウジアラビア)
外部リンク
- ロシア、COP29で途上国に配慮した環境枠組み作りを訴え(世界、アゼルバイジャン、ロシア)
- COP29で世界エネルギー貯蔵・送電網誓約を発表、2030年までにエネルギー貯蔵容量6倍へ(ロシア・中央アジア・コーカサス、世界、アゼルバイジャン)
- 米議会諮問委、中国に対する対外投資規制の強化やPNTRの撤回を提言(中国、米国)
- オーディオビジュアル産業の新たな業界団体「LaFA」設立(フランス)
- エストニア国営航空会社ノルディック・アビエーション・グループが破産申請(エストニア、欧州)
- トランプ次期政権人事に支持が反対をおおむね上回る、米世論調査(米国)
- COP29で「有機性廃棄物からのメタン削減宣言」発表(ロシア・中央アジア・コーカサス、世界、アゼルバイジャン)
- 米商務省、デジタルツイン研究所設立、運営主体にセミコンダクター・リサーチ・コーポレーション選定(米国)
- 米小売り大手の第3四半期決算、高所得者層含め節約志向根強く、年末商戦の見通しは軟調(米国)
- トランプ氏、国境管理担当に米移民税関捜査局の前局長代理ホーマン氏を指名(米国)
この記事に関連するニュース
-
米証券取引委員長、1月退任へ トランプ氏が解任明言
共同通信 / 2024年11月22日 7時20分
-
東京メトロ・住友商事、英国地下鉄Elizabeth lineの運営事業を受注
PR TIMES / 2024年11月21日 16時40分
-
サウジ未来都市ネオム計画のCEO退任、目標未達が一因か
ロイター / 2024年11月13日 11時35分
-
北マルマラ高速道路計画に欧州復興開発銀行が2億4,000万ユーロ融資(トルコ、欧州)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年10月30日 1時10分
-
米SEC委員長、職務継続の意向 トランプ氏や民主支持者から圧力
ロイター / 2024年10月29日 9時41分
ランキング
-
1イスラエル首相らに逮捕状、ICC ガザで戦争犯罪容疑
ロイター / 2024年11月22日 3時50分
-
2レバノン東部空爆47人死亡 イスラエル、ヒズボラ停戦交渉中
共同通信 / 2024年11月22日 7時13分
-
3ロシアがわずか1000km先にICBM発射情報、アメリカへ「核攻撃いとわない」警告か
読売新聞 / 2024年11月21日 20時1分
-
4“長距離ミサイル攻撃”駐日ロシア大使が批判…西側諸国が「露と戦うということ」
日テレNEWS NNN / 2024年11月21日 18時11分
-
5プーチン大統領、2週間近く公の場に姿見せず 3年間で最長 露独立系メディア
日テレNEWS NNN / 2024年11月21日 21時23分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください