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スリランカで日本食品テストマーケティングイベント開催(スリランカ、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月13日 9時55分

輸出商社Onono Corporation(オノノ・コ―ポレーション、本社:東京都八王子市)と広告代理店のSee you Soon(シー・ユー・スーン、本社:東京都目黒区)は830日から91日にかけて、スリランカ・コロンボの大型商業施設「One Galle Face Mall(ワン・ゴール・フェース・モール)」で日本産食品のテストマーケティングイベントを開催した。菓子やレトルト食品、冷凍食品、清涼飲料などを日本から輸送し、現地の消費者やバイヤーに紹介した。

写真 にぎわうイベント会場(ジェトロ撮影)

にぎわうイベント会場(ジェトロ撮影)

オノノ・コ―ポレーションのエクスポート・ディパートメントの松本良平ディレクターは「当社は、日本の大手食品企業が進出していないモンゴルやカザフスタンなどの新興国で日本産食品を販売している。スリランカは1人当たりGDPが3,830ドルとなっており、一定の厚みがある中間層の購買が期待できる。加えて、近年の物価上昇により、現地で販売されている加工食品の中には日本より高額なものもあり、日本からの輸送コストを考えても、価格競争力があると判断した」と話した。また「今回は、スリランカへの輸送方法や輸入通関手続き、コールドチェーンを確認するとともに、現地の消費者やバイヤーの反応を調査した。実際に輸入の過程では、通関で一部の商品が差し止められた。加えて、商品の価格を決定する上で重要な関税率や輸入税率、港湾・空港開発税率の計算が煩雑だった。出展品の中で人気が高かったのはアイスだ。事前にフェイスブックやインスタグラムでイベントを告知し、想定以上の来場者を確保できた」と語った(インタビュー:8月30日)。

スリランカは2023年第3四半期(7~9月)以降、経済が回復傾向にあり(2024年6月19日記事参照)、7月の輸入額は前年同月比25%増の17億3,410万ドル、食料品・飲料品の輸入額は同10.8%増の1億7,769万ドルだった。ワン・ゴール・フェース・モールのシド・ソーランキ・センター長によると、テナント入居企業は商品の輸入を拡大させ、売り上げを伸ばしているという(ジェトロの2024年8月22日動画レポート「世界は今-JETRO Global Eye」参照)。

(大井裕貴)

(スリランカ、日本)

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