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韓国高陽市、コンテンツ支援プロジェクトと日韓IP製作委員会設立を発表(韓国、日本)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年8月27日 0時5分

韓国の高陽市は86日、東京都渋谷区のShibuya Sakura Stage(渋谷サクラステージ)のスタジオ&スペース「404 Not Found」で、都市開発の一環としての高陽市グローバルIP(注)シティプロジェクトの取り組みおよび日韓IP製作委員会の設立を発表した。

本発表には、高陽市長のイ・ドンファン氏や高陽産業振興院長のハン・ドンギュン氏が登壇した。

写真 高陽市のイ市長のあいさつ(NAITY提供)

高陽市のイ市長のあいさつ(NAITY提供)

このプロジェクトは、近年、韓国においてK-POPや映画、ウェブコミックのウェブトゥーンなどのコンテンツやIPが盛り上がりを見せていることを背景に、これらを創出する企業への支援強化とファンが楽しむことができる拠点作りを目的として高陽市がスタートしたものだ。

両氏は、具体的な取り組み内容として、K-POPコンサートなどの各種イベントで使用される国際展示場「KINTEX」の拡張、K-POPおよび映像・放送コンテンツを体験できる複合施設の整備、コンテンツ企業やクリエイター向けの補助金やシェアオフィスの提供、研究環境の整備などを挙げた。さらに、日本のコンテンツやIPとの連携にも注力することを明らかにした。特にハン氏は、世界で人気を誇る日本のIPと韓国の優れた映像技術などの協業により、新たなコンテンツを創出していきたいと述べた。

また、本プロジェクトとあわせて、日韓IP製作委員会の設立も発表された。日韓IP製作委員会は、日本のエンターテイメントプロデュース企業のNAITY(ナイティー)と韓国IT企業のコアソフトの提携により設立される。IPと企業をつなげ、IPとファンの接点をつくり、新たなIP創出を目指すとのことだ。

本発表会では、ゲストとしてNetflixにて配信され、韓国国内外で話題を呼んだドラマ「イカゲーム」などの作品を手がけた韓国の映像スタジオのウエスト・ワールドのCEO(最高経営責任者)ダニエル・ソン氏やウェブトゥーン・プラットフォーム「「Tappytoon(タッピートゥーン)」を運営するコンテンツファーストのCSOアーネスト・ウ氏も登壇し、今後の日本でのコンテンツ展開や日本IPとのコラボへの意欲を示した。

(注)IPは「知的財産」を意味し、クリエイティブな活動によって生み出されたアイデア・創作物など、知的財産として価値をもつものを指す。

(古川喜一)

(韓国、日本)

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