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社会課題解決を目指すスタートアップ3社が登壇、「Inno Vietnam-Japan Meetup Vol.2」(ベトナム)

ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年7月2日 0時0分

ジェトロは6月14日、在ベトナム日本大使館、ベトナム日本商工会議所(JCCI)、ベトナム国家イノベーションセンター(NIC)と共同で、日本企業とベトナムスタートアップの交流イベント「Inno Vietnam-Japan Meetup Vol.2」を開催した。「ソーシャルインパクト」をテーマとし、事業活動を通じて社会の課題解決や変革を目指すベトナムのスタートアップ3社がピッチに登壇。ウェビナー形式で160人が参加した。同イベントは、3月に始まった日越官民連携の枠組み「新しい日越共同イニシアチブ」のうち、「イノベーション/DX推進」をテーマに行うプロジェクトの第2弾となる(2024年4月4日記事参照)。

冒頭では、三菱総合研究所ハノイ駐在員事務所長の緒方亮介氏とUNDP(国連開発計画)ベトナムプロジェクトマネージャーの篠原雄之氏が「インパクト投資分野における日越協業拡大に向けた提言」というテーマで解説を行った。

ピッチでは、ウィーケア247(WeCare247、分野:医療)、フォルテバイオテック(Forte Biotech、農業)、バイオー(BUYO、生物解性プラスチック)の3社が登壇した。ウィーケア247は、専門的な訓練を受けたスタッフによる高度な介護サービスを提供し、ベトナム人高齢者の生活の質向上を目指している。また、医療機関と連携して看護師や医師を1時間単位で利用者の自宅に派遣するサービスも提供している。

フォルテバイオテックは、エビ養殖業者向けに、エビの病気を迅速に診断できる疾病監視キットを提供している。従来、24時間かかっていた検査から診断までの所要時間を1時間程に短縮できるため、養殖業者は被害が広がる前に適切な対応を取り、生産を維持できる。

バイオーは、有機廃棄物由来の完全生分解性のバイオプラスチック製品を製造している。通常のプラスチックと同様、包装から医療器具にわたりさまざまな用途で使用可能な上、使用後は自然環境下で短期間のうちに完全分解できるため、炭素排出量の削減につながる。品質要求の厳しいEUなどの市場の事業者に対しても提供する計画がある。

写真 ピッチの様子(ジェトロ撮影)

ピッチの様子(ジェトロ撮影)

(注)この記事に登場するスタートアップへの取り次ぎを希望する場合は、ジェトロは、ハノイ事務所(VHA-Innovation@jetro.go.jp)まで連絡を。

(細川雄貴)

(ベトナム)

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